【ウマ娘解説(「原作」未読勢向け)】たづなさんトキノミノル説がまことしやかなので、超ニッチだけれど競馬愛にあふれた二つ名「名バを訪ねて」と絡めて昔の記事を蒸し返しつつ、説明ッ!
相も変わらず「ウマ娘」に可処分時間を溶かしております。アプリが始まる前からまことしやかにささやかれている「緑の悪魔」こと駿川たづな女史が、実はトキノミノルのウマ娘なんじゃないか説がまた活発になってきているので、これを機に過去に書いたトキノミノルの記事を蒸し返してみたいと思います。
その記事が、こちら。
こちらは、まだこのブログを始めたころに読み物を充実させようと思って書いた、東京競馬場のパドック脇にある「トキノミノル像」にまつわる記事でございます。
ザックリ要点を振り返ると、
10戦10勝の無敗でクラシック二冠を制しながら破傷風によりダービーからわずか3週間後にこの世を去り、三冠達成ならずに「幻の馬」と呼ばれ、その死を悼んで東京競馬場に建てられたトキノミノルの銅像の視線は、三冠最後の関門「菊花賞」の決戦の場である京都競馬場に向いている
というエピソードを知り、実際に地図上で検証してみたらマジでしたという内容です。
トキノミノル像は長らく東京競馬場内の待ち合わせスポットとして知られていますが、「たづなさん=トキノミノルって言われても、そもそもトキノミノルってなんじゃい?」という原作(?)未読のウマ娘新規勢の皆様に向けて改めてこの記事を読んでいただき、トキノミノルについて知っていただきたいと考えた次第でございます。
なお、トキノミノルのwikipedia記事はとてもよくまとまっており、読み物として読んでもとても面白いのでおすすめです。
で、トキノミノルに絡めたウマ娘の話をもう一つさせていただくと、育成で獲得できる二つ名の中に「名バを訪ねて」というのがあるのですが、
この二つ名の獲得条件が「シンザン記念・セントライト記念・共同通信杯・弥生賞の4レースを全て制覇する」というものになっており、なぜこの4レースなのかというと、現在原作(JRA)で行われている重賞競走のうち、正式名称もしくはサブタイトルにかつての名馬の名前が含まれているのがこの4競走だから、というわけです。
これらの競走はいずれも3歳馬限定の重賞競走ですが、シンザン記念とセントライト記念は読んで字のごとくとして、なぜ共同通信杯と弥生賞がここに含まれるのか、というのが気になる原作未読勢の方もいらっしゃるのではないかと思います。
まず弥生賞ですが、このレースは2020年から名称のマイナーチェンジがあり、正式なレース名が「報知杯弥生賞ディープインパクト記念」となりました。これでJRAとしては3つ目の過去の名馬の名前を冠する重賞競走となったのですが(すでに廃止済みの競走・クモハタ記念やカブトヤマ記念などは今は置いておいて)、共同通信杯もまた、レース名称のサブタイトルとして「トキノミノル記念」という名前が付けられているのです。だから、「名バを訪ねて」の二つ名の獲得条件がこの4競走の完全制覇になるんですね。
原作に長く慣れ親しんでいる方には今更の話ですが、せっかくなので改めて解説をしてみましたよ。こういうマニアックだけれどもしっかりいわれのある二つ名を用意しているウマ娘運営の競馬愛に、改めてリスペクトを!