シルク2022年産1歳馬出資決定!今年は3頭です。
先週も3頭の出資馬が出走していたのですが、ヤボ用で河口湖に行っておりブログの更新はせず、出先の石和ウインズで応援馬券なんぞを買っておりましたが(シルブロンくんの札幌日経OP5着はよく頑張ったけれども、なんとも歯がゆい結果に…)、そんな先週に締め切りを迎えたシルクホースクラブの2022年産1歳馬募集の第一次募集結果が出ました。
今年より募集のレギュレーションが変わり、「最低限帯以上」が当たり前になっていた実績ボーダーも緩んで多少は出資しやすくなるのかしら、と思っていたところ、今年はなんと3頭に出資をすることができました。昨年が2頭、一昨年に至ってはたったの1頭のみの出資だったので、今回のレギュレーション変更は多くの会員にとって優しいものになったといえるのではないでしょうか。
さっそく、今回出資が決まった3頭をご紹介したいと思います。まず1頭目、抽優制度を使っての出資となったのが、
パーシステントリーの22
キズナ産駒の牡馬です。
2018年クラシック世代、シルク所属でいえばブラストワンピースやアーモンドアイと同期で、クラシック候補に挙げられながらもダービーの週に非業の死を遂げてしまったオブセッションの弟にあたります。当時ワタクシは一口馬主を始めたばかりでしたが、この馬の死に際して、「生き物はままならない」ということを改めて思い知らされたものでした。
本馬は父がキズナに変わりましたが、血統的にはノーザンダンサーやミスタープロスペクターを多く持ちながらもややアウトサイダー気味な母に日本競馬における主流血統であるサンデーサイレンス→ティープインパクトの父を掛け合わせた、素軽いスピードの中にタフネスを求めるような配合が魅力的です。そのイメージが実際に形になったのが、前出のオブセッションだったと思います。
募集時の管囲がすでに21㎝を越えており、母系にヴァイスリージェントを持っていることからもしかしたら本馬は芝よりもダート向きなのかもしれませんが、いよいよ来年から南関東でダートグレードのクラシック3冠が整備されることもあり、芝・ダートいずれでの活躍となっても全く問題ありません。
キズナ産駒ではすでにクロニクルノヴァくんちゃんと2歳のシャンパンポップくんに出資をしており、タフネスの部分では好対照な2頭のため本馬が体質的にどちらに出るかはわかりませんが、まずは健康に育ってほしいものです。
2頭目に出資が決まったのは、
ファイナルディシジョンの22
ロードカナロア産駒の牝馬です。
ロードカナロア産駒の出資馬としては、中央で2勝を挙げて現在は川崎所属のスターズプレミアくん、昨年のGⅢダービー卿チャレンジトロフィーを制した我がエース・タイムトゥヘヴンくんに続く3頭目ですが、本馬も個人的に「走るカナロア産駒の条件」と考えている捌きのスムーズな前脚の出と、一見くすんで見えるくらいマット感の強い薄いつくりの皮膚を持っていることが出資の決め手となりました。
歩様についてはやや芯が入っていないように見受けられるものの、これがまだ体ができていないことによる「現時点での緩さ」の表れであれば今後馴致育成が進むにつれて解消してくるでしょうし、そうなるとしっかりと走ってくるのではないかと思います。
最後に3頭目となる出資馬は
イルーシヴグレイスの22
モーリス産駒の牝馬です。
牝馬の産駒の活躍が目立つモーリス産駒で、かつ、個人的に大変好みなロベルト系らしい丸みを帯びたボリューム感ある筋肉をまとっている点が魅力的に感じた一頭です。
骨格面ではカタログにも記載のあったとおり母父のディープインパクトの特賞が強く出たような均整の取れた感じで、無駄の少ない歩様にもそれが表れているように思います。父母それぞれの美点を併せ持ったように見えますが、果たしてこれが相乗効果としてプラスに現れるか、はたまたお互いに食い合ってしまうかは今後の成長次第ではありますが、募集価格を考えても、その過程も含めて楽しめそうな一頭だと思います。
この世代の出資については、あともう一頭牡馬を探したいなと思いますが、シルクで1.5次募集(ワタクシは1.5時参加資格なしなので2次募集以降ですが)対象馬がいずれも牝馬なので、すでに募集開始済みのDMMの中から探すか、ノルマンディーのラインナップが出るのを待つか、またじっくり考えたいと思います。