【一口馬主】第1回中間発表も出たことだし、シルク2021年産1歳馬で気になる馬をあげていくぜ。
見学ツアーが今週末だったはずなので、この後どっと申し込みが増えるはずだし「こうどなじょうほうせん」なんぞやったところで何も変わらんので、今のところシルクホースクラブ2021年産1歳募集馬の中で気になっている馬をあげていこうと思います。
〇プロミストリープの21
シルクホースクラブで現役時代を過ごし、3歳春には南関東に移籍してS1・浦和桜花賞を勝ったプロミストリープの初仔です。ワタクシは出資していませんでしたが、出資第一号のステリーナちゃん、キービジュアルくんと同期だったため動向を熱心に追いかけていた一頭です。
父にオルフェーヴルを迎え、筋肉量が多くやや脚が短めに移るシルエットは、母同様にダートを主戦場にしそうで、オルフェーヴルもフィリーサイアーの傾向が見られつつあるのと、なんといってもマルシュロレーヌがBCディスタフを制するなど、夢を見られる要素は多くありながらも、初仔ということで小さめのサイズに出たからか、一口価格は4万円と非常にリーズナブル。
それでも骨格はしっかりしていそうで、無駄のない筋肉が今後しっかりと乗ってきそうなところは好感が持てます。この価格であれば、馬代金分はしっかりと回収できるのではないでしょうか。
〇イストワールファムの21
イストワールファムもプロミストリープ同様にシルクホースクラブで現役時代を過ごし、これが初仔となります。父のサトノダイヤモンドは今年の2歳世代が初年度ながら世代最初の新馬戦を産駒が制するなど早くも大活躍の予感がしており、また、産駒は総じて均整の取れた体つきで、いかにも良血という感じの上品な馬体の仔が多いですね。
本馬もそのようなスマートな馬体を持ち、母父にローエングリンを迎えたことで、豊富なスピードも持ち合わせていそうです。募集価格は8万円と、このクラブでは標準的な価格帯ながら、クビさしを使ってぐいぐい前に進む歩き方は、大きなところでも活躍できそうな予感がします。
〇アズールムーンの21
またまた「シルク卒業生」の産駒ですが、今年は本当に母がシルクという馬の募集が多いですね。また、先に言ってしまうと今回の募集馬の中で個人的に一番よく見えたのはこの馬です。一口価格も6万円と手ごろで、かなりの人気になりそうな気がします。
父はブラックタイドですが、キタサンブラックなど「走ってくるブラックタイド産駒」らしい豊富な筋肉量が目を引きます。歩かせてみても体幹がしっかりとしており、馴致育成を経てさらに良くなってくるような気がします。
委託予定先は、ポレンティアちゃんがお世話になっている美浦・田中博康厩舎です。かねてより、理論派というか、しっかり筋道を立てて馬を見て、それを過不足なく出資者にも伝えてくれるいい先生だと思っており、その点も個人的には出資をしたい理由になっています。
〇バラダガールの21
またまたまたまた「シルクOGの初仔」で、母バラダセールも募集時にかなりの人気だったと記憶していますが、中間発表で一番申し込みが多かったのがこの仔ですね。父はこの世代が日本国内繋養初年度世代となるニューイヤーズデイで、両親そろって初物尽くしの一頭ですが、馬体の見栄えは立派そのもの。
ニューイヤーズデイは米国繋養時代にマキシマムセキュリティ―という怪物を輩出しており、その筋肉量は本当に目を見張るものがあるのですが、本馬をはじめ日本産のニューイヤーズデイ産駒も丸みのある良質でボリューム感一杯の筋肉をまとった仔が多いですね。何となくですが、ダイワメジャーと産駒の傾向が近くなりそうな気がします。
募集価格6万円のリーズナブルさもあって、このまま上位人気になりそうですから、出資がしたい場合は抽優を使う必要がありそうですね…。
〇メジロオードリーの21
今回ピックアップした中で唯一の社台グループ以外産となります。レイクヴィラファーム産のシルク馬といえば、香港ヴァーズを2度制しているグローリーヴェイズがおなじみですが(半弟が今年はDMMで募集掛かってますね)、この馬もレイクヴィラ産らしい丈夫そうなシルエットに、父ドレフォン譲りの良質な筋肉をまとっていますね。
シルエット的には、毛色こそ違いますが母父のスペシャルウィークに似ているようにも感じられます。そうすると芝の中距離あたりでも走ってきそうな、今年の皐月賞馬ジオグリフのようなイメージを抱きます。姉にGⅢフラワーC勝ち馬のホウオウイクセルがおり、実績も十分です。
委託予定先は騎手としても調教師としても牝馬の扱いに定評がある栗東・松永幹夫厩舎で、その点からもしっかりと成績を残してくれそうですから、メジロ血統で次の世代以降も含めて夢を見たいという方にはうってつけの一頭なのではないでしょうか。