馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

ポレンティアちゃん、我が出資馬初の「現役完走」・タイムトゥヘヴンくんは今回も「上がり最速」

 先週の出走は、ポレンティアちゃんが8着、タイムトゥヘヴンくんが11着、ビジューブリランテくんちゃんが3着と、それぞれに頑張ったもののもう一息の結果に。そして、今月でクラブ規約の引退期限を迎えるポレンティアちゃんの引退がクラブより発表されました。

 

 2017年産から一口馬主を初めて、現在明け2歳世代となる2021年産までで通算5世代の出資を行ってきましたが、2世代目に当たるポレンティアちゃんがワタクシにとって一口馬主人生初の勝利をもたらしてくれ、その後さまざまに紆余曲折はあったものの「定年」まで競走生活を全う、未勝利・未出走での引退を除くとこれまた初めて最後までやり切ってくれた馬となりました。

 

 ポレンティアちゃんの競走生活については、2歳8月の新馬戦でデビュー勝ちを収めた後、翌月の1勝クラス戦を前に挫石の頓挫があり、2戦目は明け3歳のGⅢフェアリーSへの格上挑戦となったもののここで3着に入り、当時開業間もなかった美浦・田中博康厩舎にとっても初の重賞馬圏内となったのですが、続くGⅢフラワーCで終始体をぶつけあうような競馬になってしまった(8着)あとはリズムが整わず、鼻出血により半年間出走間隔が空くなどのアクシデントもあり、最終的には16戦を走って2勝を挙げての現役生活終了となりました。

 

 募集総額2000万円に対して、各種手当を含めた獲得金は、この後の引退精算も含めるとおよそ6000万円弱となり、馬代金はもちろん回収したものの、維持費を含めるとちょっとだけ赤字でのファンド終了となりそうです。それでも、およそ3年半にわたって楽しませてくれたのですから、この程度の赤字などその期間中の「楽しみ代」と考えれば安いものです。

 

 また、本馬については現役生活を通じて左右のトモのバランスが整わず、現役最後となった先週の潮来特別でも終始もたれるような走りになってしまったようです。これは、ワタクシ初の出資馬だったステリーナちゃんにも共通するウィークポイントなのですが、両馬に共通するのは「トニービン持ち」であるということでした。

 

 トニービン産駒も振り返ってみればトモの左右差が主因と思われる極端な東京競馬場への良績集中が特徴でしたが、父系母系にかかわらず、代を重ねてもその特徴が表れるようです。これは、血統表から馬の仕上がりを想像するときのかなり大きなポイントになりそうで、その知見が得られたのも個人的には非常に大きいです。

 

 先月GⅢダイヤモンドSで3着に好走してくれたシルブロンくんも3代父がトニービンで、前々走に右回りの中山で勝ってはいますがそれ以外は東京・新潟の左回りに良績が集中、この特徴をしっかり受け継いでいるといえそうです。

 

 この後は繁殖牝馬となるポレンティアちゃんですが、そのまま生まれ故郷の白老ファームで繋養されるのか、それともセールに出されるのかは不明ですが、もしも産駒がシルクないしはほかに加入しているクラブなどで募集がかかる場合には是非出資を検討したいと思います。

 

 委託先の田中博康厩舎も、先日ついにレモンポップが厩舎に初のGⅠタイトルをもたらし、若手調教師としての注目度はますます上がってくる中、今年の明け2歳でワタクシにとって初めての命名馬となったターコイズフリンジくんが入厩するので、引き続きひいきの厩舎としてお世話になれればと思います。

 

 また、同じく先週出走のタイムトゥヘヴンくんは、11着ながらも今回もまた上がり最速を記録。これはこれでなかなかの個性派になってきましたがやはり大きなレースに安定して出走するためには収得賞金を積み上げたいところ。次走は昨年勝利したGⅢダービー卿チャレンジトロフィーに向かう予定なので、連覇と賞金積み上げを期待したいと思います。

 

 急遽関西への輸送競馬となったビジューブリランテくんちゃんも3着に健闘、輸送競馬に一定のめどを立ててくれたのは大きいですね。今後もコンスタントに好走してくれることを願います。