【一口馬主】土曜日はスノーディザイアちゃんついにデビュー&タイムトゥヘヴンくんダビ卿。今週は3頭出し。
4月も初週から出走馬がコンスタントにいるありがたい状況が続き、GⅢダービー卿チャレンジトロフィーに挑むタイムトゥヘヴンくん、去勢明けの一発を狙うビジューブリランテくんちゃんに加えて、スノーディザイアちゃんがいよいよデビュー戦を迎えます。
明け2歳になってすぐに腸捻転を発症して緊急開腹手術を行い、一時は生死の境もさまよったスノーディザイアちゃんですが、デビューにこぎつけることができました。ここまでの関係者の努力にはただひたすら感謝です。
調教では古馬を相手に先着したり、終い11秒台の時計を連発するなどかなりの好気配で、最終追い切りは中館英二調教師を背に馬なり調整ではあったもののここでも終い11秒台をたたき出し、「厩舎としては自信をもって送り出す」という頼もしいコメントも出ました。
枠はやや外目ですが、中山の1800mなので1コーナーまでは多少距離があり、内目で砂をもろにかぶらされる展開になるリスクを考えると上々の枠番だと思います。行き脚がつけばそのまま押し切れそうな力強さを感じる馬体なので、デビュー勝ちに期待したいと思います。血統的には芝向きのようにも感じますが、体ができてきてから路線変更を検討すればいいと思います。まずはデビューできることに感謝し、無事に走って帰ってきてくれることを祈ります。
続いて土曜中山のメインGⅢダービー卿チャレンジトロフィーに出走するタイムトゥヘヴンくんですが、2枠3番と中山マイルとしては悪くない枠順となりました。
近3走は出遅れから終始噛み合わないレース運びで凡走を繰り返してしまっていますが、今回も展開待ちになる部分は否めず、とはいえ近走成績からハンデは稍恵まれての55キロ、間隔を詰めた時の方が成績がいいこと、重賞になることでタイトな流れになることが虫をこの馬向きであることなど、ポジティブな要素は少なくありません。
出走決定賞金に算入される「直近1年の収得賞金」から、今回で昨年のNZT2着分が亡くなり、今後のレース選びが厳しくなりそうな情勢なので、ここで連帯して収得賞金を加算できるかどうかで、今後が大きく変わってきそうです。何とかここで2着以内の好走をしてほしいものです。
ジョッキーはともに大野拓弥騎手が騎乗となります。中山で良績傾向のある騎手なので、しっかりとしたレース運びをしてくれることを期待します。