馬也ホースレーシング

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【一口馬主】スノーグレースちゃん昇級初戦は8枠15番。ポイントは「5つのペケ」の解消具合

 1月末の未勝利戦で大きく変わり身を見せ、デビュー3戦目で勝ち上がりとなったスノーグレースちゃんが、3/19阪神6R牝馬限定ダート1400mの1勝クラスで昇級初戦を迎えます。外枠がいいな、と思っていましたが、今回も前走に続き8枠からの発走となりました。

 

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出典:netkeiba

 単勝人気は前日23時ごろの段階で10番人気。前走は9番人気でしたがその時の単勝オッズは23.5倍あったので、オッズ自体がだいぶ割れているといえそうです。二けた人気の低評価ですが、出資者のひいき目を取り除いて冷静に見てみると、まずまず妥当な評価なのかな、とも思います。

 

 というのも、前走で大きく変わり身を見せて勝ちあがったものの、その手前の芝での2度の大敗と、本来デビュー戦となるはずだったレース当日に装鞍所で暴れて鼻出血を起こして競走除外となったのを踏まえると、この馬には現時点で「5つのペケ」があると思っていて、具体的には【馬体がまだできていない?】【騎手と決定的に手が合わない?】【そもそも芝がダメ?】【輸送はこなせそうにない?】【道悪を嫌がりそう?】という点です。

 

 これだけ懸念点があれば「単勝で」とはいかないのも納得のいくところですが、では、前走の勝ち上がりでこの「5つのペケ」がどの程度解消されたかを考察すると、まず馬体面についてはこのクラスにおいても一定の目処が立ったといえそうです。

 騎手との相性については、前走騎乗した津村明秀騎手とは手が合ったように思われますが、今回は関西での競馬ということで騎手が藤岡康太騎手に乗り替わっているので、少なくとも今回については手が合うかどうかは「未知数」です。

 芝がダメかもしれない問題については、今回もダートコースでの出走なので、素直にクリアととらえていいでしょう。芝スタートについても前走東京のダート1600mでこなしているので、特に気にしなくてよさそうです。

 輸送の問題については最大の懸念点ですが、これも馬体が成長したのと同様に精神面での進境があるかもしれず、前回の新潟輸送から半年以上経過しているので、その間に大きく変わっていても不思議ではありません。が、実際にふたを開けてみるまでは未知数と言えるでしょう。

 道悪問題については、芝コースでは蹄がグリップしないということで決定的にダメでしたが、今回はダートコースで、含水率によってはむしろ脚抜きがよくなることが吉と出るかそれともやっぱりダートでも道悪はダメなのか、やってみないとわからないといったところでしょう。

 

 こうしてみると「5つのペケ」のうち、クリアできていそうなのは2つで後の3つは未知数、「芝がダメ」問題はそもそもコース選択の段階でクリア済みと考えると、4つのうち3つの要素が未知数という、たいへん心もとない状況、というのが冷静な見立てでしょう。

 

 とはいえ、出走する出資馬はいついかなる時でも本命&1着祈願、というのは、出資者としては揺らぐことがないので、一つでも多く課題を乗り越えて好結果を出してくれることを祈っています。