【一口馬主】タイムトゥヘヴンくん、NZTは8枠15番。これはムズいレースになったぞ。
最近、うちの子たちがやたら8枠ばかりなんですけれども、これは何かの陰謀なのでしょうか。中山の芝1600mで8枠は、かなり致命的な気が…。
というわけで、ニュージーランドトロフィーに出走するタイムトゥヘヴンくんは8枠15番からの発走と相成りました。
ただでさえ難しいところに入ったうえに、おそらく1番人気に推されるであろうアヴェラーレが、このコースでは内過ぎず、かつ、経済コースをとれる2枠3番の絶好枠に入ったことで、ますます難しさが増しました。
これまでの各メンバーのレースを見てみると、まずバスラットレオンが何が何でも行きたがるはずで、押して出てきたバスラットレオンの番手をアヴェラーレがスムーズに取りそうな気がしていますが、そうなってしまったらもうノーチャンスで、あとは着を拾いに行くしかなさそうです。
もしもこの枠からタイムトゥヘヴンくんが勝つとしたら、まずはスタートを五分以上に出すこと、次に、自身よりやや内の6~7枠の先行馬をたきつけて前に行かせ、その直後におさまること、そのためには、スタートをある程度促して出しながらきっちり折り合うこと。さらにそのうえ道中のロスを最小限に抑えなければ勝機は見えてこないでしょう。こうやって順を追って考えると、本当に難しい状況になったことがよくわかります。
アヴェラーレがスタートをしくじったり、バスラットレオンの番手におさまり切れず内に閉じ込められればチャンスがないわけではないですが、C.ルメール騎手の手腕を考えるとそれも難しそうです。
とはいえ、今回のタイムトゥヘヴンくんは母の得意であったマイルへの距離短縮や、中間の馬具選びの中でシャドーロールが合うことが分かったこと(母のキストゥヘヴンも桜花賞優勝時にシャドーロールを装着していました)など、前走からの進歩を期待できる要素はあるので、好走自体は十分可能性があるとは思っています。
願わくば前走から斤量が一気に4キロ増えるバスラットレオンが案外な結果に終わり、姉のGⅠ制覇で過剰人気気味のサトノブラーヴが沈んで、2着を拾って収得賞金加算して先々のレース選びを楽にできたら…と思います。
もちろん、勝ち自体をあきらめているわけではないし、親バカ感情的には勝つだろうとも思っているのですが、とにかく無事に回ってきてくれることを願いたいと思います。