【一口馬主】ノルマンディーの募集が間もなく始まるので、気になる馬をピックアップするぜ。
クラブとして初めてGⅠ馬を出したと思ったら、その馬があれよあれよという間に史上初の無敗三冠牝馬となってしまったことでおなじみのノルマンディーオーナーズクラブですが、いよいよ2019年産1歳馬の募集が開始されます。
三冠牝馬を出したことでどれくらい競争率が上がるのかは今のところ不明ですが(アーモンドアイを出したシルクは、2018年以降既存会員でも希望通りの出資が難しくなりました)、今年の一次募集は牡馬12頭、牝馬16頭の28頭で、そのうち牝馬1頭はホッカイドウ競馬でデビューを予定しています。
募集馬の測尺一覧は以下の通りです。
ワタクシも、ノルマンディーの馬は今夏にアンデュレイトくんが登録抹消となった後は出資馬ゼロであることと、現在までに出資を決めている1歳馬4頭のうち3頭が牡馬と偏りがあるため、今回1~2頭程度出資を考えています。
とはいえ、馬のチェックの段階で牝馬に絞ってしまって牡馬の注目株を見逃してしまってはいかんので(ワタクシはそれでデアリングタクトを初手からスルーしてしまいました)、28頭きっちりとチェックをしまして、気になったのは以下4頭。
◆エイシンポラリスの19 牡
父・エイシンヒカリ 栗東・石坂公一厩舎入厩予定
一口募集価格:44,000円
父に仏GⅠイスパーン賞を制したエイシンヒカリを持ち、母父アンブライドルズソングとのニックスでスピード能力をさらに補強したような血統構成。
筋肉の付き方は芦毛なのでなかなか見立てが難しいのですが、特筆すべきは繋ぎの柔軟さでしょう。バネ感があり、歩かせてみても四肢の運びもスムーズです。股関節の前後の可動域が広く、ダイナミックな末脚を繰り出してくれそうです。
◆バイタルクィーンの19 牡
父・フリオーソ 栗東・寺島亮厩舎入厩予定
一口募集価格:36,000円
いかにもダートの中級~下級条件でコンスタントに賞金を稼いでくれそうな、ある意味でノルマンディーらしい通好みな血統です。
馬体も立ち繋ぎ気味で、前輪駆動っぽい筋肉の付き方がダートへの適性を思わせます。馬体重は測尺段階で464㎏ですが既に体高が160㎝を超えており、ここからの飛躍的な増量はなさそうで、480㎏台ちょっとくらいのでの競走生活になるのではないでしょうか。
あまり大きすぎるとレースの使い方が難しくなったりもするので、これくらいがちょうどいいのではないかなと思います。
◆スノースタイルの19 牝
父・ゴールドシップ 美浦・中舘英二厩舎入厩予定
一口募集価格:42,000円
芦毛の馬体ながらメリハリがあり量が豊富な筋肉と、アバラがわずかに透けて見えるような皮膚の薄さがわかる好馬体が非常に魅力的です。
上の兄弟にスマートレイアーとプラチナムバレットというステークスウィナーが2頭いることも魅力的で、特にスマートレイアーは非常に丈夫な馬としても知られていました。
この馬は父がゴールドシップに変わったことで、丈夫さはさらに補強されていそうです。馬体重はまだ420㎏ほどのようですが、この後適度に増えるのではないでしょうか。460㎏前後くらいの出走馬体重になってくれればいい感じだと思います。
◆パゲラの19 牝
父・ダイワメジャー 美浦・根本康弘厩舎入厩予定
一口募集価格:24,000円
この価格で、走る牝駒の特徴を多く兼ね備えたダイワメジャー産駒に出資できるのはかなりコストパフォーマンスが高そうです。
大きく出た腹袋にボリューム十分の後肢の筋肉、半兎頭の頭に短い首さしはいかにもスピード能力に秀でていそうで好感が持てます。
また、価格的には馬代金の回収はかなり高い確率で達成できそうで、大きなところでの活躍まで期待するのは酷だと思いますが、ラインナップに一等加えておきたいタイプの馬ではあると思います。
募集開始は10/30のAM10時から。しっかり考えて出資候補を決めたいと思います。