馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

【一口馬主】シルク2020年産募集馬の厩舎と価格が出ましたヨ。現時点で気になる馬(関西編)

 先日2020年産価格・入厩予定厩舎入り募集馬ラインナップが発表されたシルクホースクラブですが、関東入厩予定の中で気になる馬を何頭かピックアップさせていただいたおとといの記事はさっそく多くの方に読んでいただけているようで、誠にありがとうございます。

 

 

chisou-horse.hatenablog.jp

 

 今回は、関西入厩予定の馬の中で、現段階で気になっている馬を何頭かピックアップしたいと思います。シルクホースクラブからは血統評論家の栗山求さんをゲストに迎えての募集馬紹介動画がYoutubeで公開されていますので、そちらも観てみてください。

www.youtube.com

www.youtube.com

 

 

◆シーズインクルーデッドの20(牝)

 父サトノダイヤモンドで、武英智厩舎入厩予定です。この1歳世代がファーストクロップとなるサトノダイヤモンドですが、ディープインパクト系の後継種牡馬となれるかどうか、さっそく試金石のシーズンになりそうです。

 

 本馬の母シーズインクルーデッドはターントゥ(ヘイルトゥリーズンの父)のクロスを3本持っていますが、父系はいずれもマイナーな血統で、サトノダイヤモンドとはヘイルトゥリーズンが4×4になりますが、その下の代で日本で勢力を広げているヘイロー・ロベルトのクロスが一切発生しないため、血が濃くなりすぎることもなさそうです。

 

 また、サトノダイヤモンドの母系にはダンジグ・デヴィルスバッグ・バックパサーなど北米系のスピード血統が入っており、デヴィルスバッグはタイキシャトルの父としても知られている点からも、日本のスピード競馬にも向いている血統構成なので、サトノダイヤモンドが現役時代に主戦場とした中長距離以外でも活躍馬を出してくれそうです。

 

 一口価格は4万円で募集総額2000万円ですから、新種牡馬への先行投資的な意味合いでの出資を行うにはちょうどいいくらいの価格帯とも言えそうです。

 

◆スウェアトウショウの20(牝)

 父リオンディーズ、四位洋文厩舎に入厩予定となってます。スウェアトウショウはスイープトウショウの妹で、競走成績はわずか1戦0勝ですが繁殖としては今年の皐月賞で4着のアドマイヤハダルを送り出しています。

 

 兄のアドマイヤハダルからは父がロードカナロアからリオンディーズに変わっていますが、キンカメ系×ディープインパクト系の配合である点は共通しています。

 

 牝系に筋が通っているのは言うまでもありませんが、母父スペシャルウィークのリオンディーズが父であるため、サンデーサイレンスの4×3のクロスを持っています。気性的に繊細な部分がある牝系ですが、上手いこと前進気勢が出てくれればかなりいい線を狙えるのではないでしょうか。入厩先が四位洋文厩舎なので、馬のしつけの心配はないでしょう。

 

 募集価格は一口36,000円の募集総額1800万円。かなりお手頃といえそうです。ワタクシの出資馬でこの馬の近親にあたるビジューブリランテくんも同じ価格で、新馬勝ちからコンスタントに頑張ってくれている点でも、個人的には信用できる血統です。

 

◆サダムグランジュテの20(牡)

 父シルバーステートで、音無秀孝厩舎に入厩予定。ワタクシの出資馬であるロコポルティくんの半弟にあたります。

 

 シルクホースクラブではサダムグランジュテの産駒は前述のロコポルティくんのほか、サルトアトラエンテも勝ち上がっている安定株です。これらの馬はいずれもダートでの勝ち上がりでしたが、本馬は父がシルバーステートに変わったことで、芝での活躍も期待できるかもしれません。

 

 ただ、父の特性が大きく変わることから新味が出るのか、それともどっちつかずの結果に終わってしまうのかは現段階ではギャンブルといえそうですが、生産牧場の白老ファームでの評判はかなり高いとのことで、馬体写真を見るのが楽しみです。

 

 一口価格は48,000円で募集総額2400万円。このクラブにおいてはちょうど中間くらいの価格設定で、父の産駒がさっそく2歳戦で活躍していることからも人気を集めそうな予感がします。

 

 

 例年のスケジュール通りだと馬体写真や測尺は今月下旬位に出て、8月頭から第一次抽選受付開始と思われますが、リストを眺めながら馬体写真を待つこの2~3週間も一口馬主生活の一年の中では屈指の楽しい時間なので、今年もまたああでもないこうでもないと思いながら何度もリストを眺めたいなと思います。