【一口馬主】ロコポルティくんゲート試験合格&ノルマンデイー2歳馬3次募集
栗東・西園正都厩舎に入厩していたロコポルティくんですが、5/29にゲート試験を受けて、一発合格となりました。この後はいったんノーザンファームしがらきに戻しての調整となりますが、夏競馬あたりでのデビューが見えてきました。順調です!
そして、デアリングタクトでクラブ初のGⅠ制覇を達成したと思ったら先週は63年ぶりの無敗での牝馬二冠達成とここに来て勢いに乗っているノルマンディーオーナーズクラブですが、このたび2018年産2歳馬の3次募集馬9頭が発表されました。
ラインアップとしてはJRAが8頭、園田が1頭でJRAの8頭は牡牝それぞれ4頭、園田に入厩予定の1頭は牝馬となります。
さっそくウォーキング動画も公開されており、その中でワタクシが気になったのは以下の2頭です。ワタクシ自身は既に18年産は打ち止め、19年産に出資検討をシフトしてしまっていますが、これから一口馬主を始めたい方の参考になればと思ってピックアップしてみました。間もなく19年産の1歳馬の募集が各クラブで始まりますが、「すぐに走る」馬を確保しつつ1歳馬募集に備えるのにこの時期のノルマンディーの追加募集は最適です。
◆アドバンスクラーレの18
牡・父ドゥラメンテ(母父サクラバクシンオー)
生産:栃木・恵比寿興業株式会社那須野牧場
栗東・吉岡辰弥厩舎入厩予定
本州産馬の募集ということで、ほかのクラブではなかなか見られない珍しいラインナップですが、歩様動画を観て「これはかなりいい馬だ!」と思った一頭です。一口価格が61,000円とノルマンディーのなかでは高額の部類に入りますが、それも納得です。まずはとにかく歩様動画を観てほしいのですが、
ワタクシ、デビュー前の馬を選ぶときに特に注意してみるポイントが「前脚の出のスムーズさ」「飛節の伸び具合」「背中を起点にした各部位の連動性」の3点なのですが、本馬はいずれにおいても高水準で、特に前脚の可動域の大きさとギュンと伸びる飛節には並々ならぬスピードを感じます。立ち写真を見ても窮屈なところが全く無く、胸前の深さからクラシックディスタンスでの活躍が期待できそうです。
各クラブ・馬産地で極めて評価の高いドゥラメンテ産駒ですが、本当に良いフレームの馬が多いですね。好評価も納得です。筋肉についてはこの時期にはまだはっきりしたことが言えませんが、良い筋肉の前提条件はいい骨格だと思うので期待度は高いです。良い筋肉と、唯一懸念されている気性面の問題がクリアされれば、それこそ今年のエピファネイア産駒やキズナ産駒くらいに走ってきそうな気がします。
◆タニノエクセレントの18
牝・父スピルバーグ(母父ブライアンズタイム)
生産:新ひだか・岡田スタッド
栗東・宮徹厩舎入厩予定
こちらは「お手ごろ価格枠」で一口17,000円ほどの馬ですが、母父のブライアンズタイムからくるロベルト内包特有のコロンとした腹回りが特徴的な一頭です。加えて遅生まれの6月生まれのため、恐らく争奪戦になることはないでしょう。価格的にも、未勝利戦入着で馬代金を回収してくれれば御の字、くらいの期待度にはなってしまいますが、歩様動画を見てみると、
前後脚の踏み込みのスムーズさと動きの大きさは、もしかしたら価格以上の結果を残してくれるかもしれないと思わせるものがありますね。一口馬主ビギナー向けの「最初の一頭」としてはかなり好適だと思います。