【一口馬主】シルク2020年産募集馬の厩舎と価格が出ましたヨ。現時点で気になる馬（関東編）
先日リストが公開されていたシルクホースクラブの2020年産募集馬ですが、厩舎と価格入りのリストが更新、今回の募集は中間で頓挫があった3頭が前回のリストから外れて、総勢74頭の募集となりました。
先日のリニューアルで、Youtubeでの動画配信を強化していくということで、今年はこの段階から以前やっていた「シルクだヨ、全員集合！」のような形で動画コンテンツが投入されています。
血統評論家の栗山求さんをゲストに迎えて、関東馬編・関西馬編の注目馬紹介コンテンツがアップされてているので、そちらも観つつ、まだ馬体写真＆歩様動画が出る前ではあるものの血統表の構成的にワタクシが気になっている馬を挙げたいと思います。
今年の募集リストの特徴といえば、なんといってもディープインパクト産駒とキングカメハメハ産駒が姿を消したということ。また、ハーツクライも今年は種付けをせず先日種牡馬を引退したため、来年の1歳募集がラストクロップとなります。一気に血統勢力図が変わってきそうで、難解ながら面白くなりそうな今年の出資馬検討です。
◆パンデイアの20（牡）
父モーリス、美浦・手塚貴久厩舎入厩予定となります。一つ上の全兄がDMMで募集となっていましたが、それが先日さっそく新馬勝ちを収めたアバンチュリエですね。アバンチュリエは大竹正博厩舎に入厩しましたが、現在大竹師の調教停止処分に伴い一時的に手塚厩舎所属となっています。このことで、ある程度馬の特性をつかんだ状態で来年の入厩となりそうで、その点もメリットといえそうです。
個人的には、フロイデンベルクさんがデビュー1戦走っただけで屈腱炎で引退という残念な結果に終わった厩舎なので、リベンジを期したい厩舎でもあります。
一口価格は72,000円、総額3600万円ということでシルクの募集馬としてはちょうど中間くらいの価格帯となっており、かなりの人気になりそうな予感がします。
血統的には、上記動画の中で栗山さんもべた褒めでしたが、既に似た配合で走る馬が多く出ており、まだ馬体写真は公開されていないものの、後躯を中心にしっかりした骨格の持ち主ということなので、写真公開を楽しみにしたいと思います。
◆テルアケリーの20（牡）
父ドゥラメンテ、美浦・鹿戸雄一厩舎入厩予定。今年の皐月賞馬エフフォーリアを輩出した厩舎としておなじみですね。母テルアケリーの産駒はここまで4頭がデビューして3頭が勝ち上がり。もう一頭も入着実績がありなかなか堅実に走っています。
本馬は父がキンカメ系のドゥラメンテになりましたが、父母両方に北米系のスピード豊かな血脈がふんだんに組み込まれ、早期からの活躍が期待できそうです。
一口価格は80,000円で募集総額は4000万円。高価格帯の入り口くらいの価格設定ですが、これまで一貫してサンデー系が配合されていたのがキンカメ系の替わることで、いい方向での変わり身があれば十分に回収できそうな価格設定だと思います。
◆ヒルダの20（牝）
父リオンディーズ、美浦・稲垣幸雄厩舎入厩予定。この仔が初仔となります。稲垣厩舎は、ワタクシとしては現在シルブロンくんがお世話になっている厩舎でもあります。謎の鼻鳴り現象が発覚するなど、一筋縄ではいかないシルブロンくんを辛抱強く育てて、強い勝ち方で未勝利戦を勝ち上がらせてくれた厩舎なので、個人的にはとても好感度が高い入厩先です。
初仔なので兄弟との比較はできませんが、サンデーサイレンスの4×3、ミスタープロスペクターの4×5、ノーザンダンサーの5×5を持つ、ある種「社台血統の集大成」のような血統構成でもあり、母の現役時代は吉田和美氏名義のオーナーズの馬でもあったため、社台の牝系改良戦略の一端も担っているといえそうです。こういう馬は、牧場もしっかりと手をかけてくれるので、信頼して出資ができるというのがワタクシの考えです。
一口価格は36,000円で募集総額は1800万円。シルブロンくんもかなりお手頃価格での募集でしたが、本馬ももしかしたらかなりコストパフォーマンスの高い一頭になってくれるかもしれませんね。
さて、だいぶ長くなってきましたので関西馬のピックアップは、「ウマ娘シンデレラグレイ」の感想・考察を挟んで金曜日位に行えればと思います・
