新潟記念の言い訳とPOG指名馬出走結果と半年ぶりの「俺プロ」
新潟記念は、あっちりトラックバイアス通りの展開となって、本命に指名したブラヴァスの重賞初制覇となりましたが、明確に穴狙いに方針を定めたため、残念ながら的中とはなりませんでした。
ブラヴァスは終始前に馬を置いて、好位でしっかり折り合うことができていました。最後の直線はもはや新潟記念名物ともいうべき、4コーナー出口で全馬が外ラチに向かって突き進んでいく展開となり、ブラヴァスは外枠からの発走を利して馬場の一番いいところを確保。最後までじりじりとではありますがしっかり脚を伸ばして初重賞制覇&サマー2000シリーズチャンピオンの座につきました。
ただ、レース運びと走り方にはまだまだ課題があるように見え、福永騎手も勝利ジョッキーインタビューで「まだまだ前後のバランスがバラバラで、正直乗っていて気持ちのいい馬ではない」と述べています。しかしながら、それはまだまだ伸びしろがあるということで、晩成傾向のハルーワスウィートのファミリーであることを考えても、今後さらなる心境が見込まれます。
厩舎関係者も、特にこの馬はファミリーの中でも晩成型だと見ているようで、
現段階での辛口コメントは期待の裏返しと見ていいでしょう。
2着には去年に続いてジナンボーが入りました。3コーナー手前で先頭に立った時には、相変わらずコントロールの利かない馬なのかと思いましたが、そのあたりは徐々に改善されている模様。ただし、最後の最後で兵相場がいなくなったところで気が抜けて差されたので、まだまだ全幅の信頼はおけそうにありません。
3着のサンレイポケットは、ジャングルポケット違いでした…。ワタクシが押さえたピースワンパラディは7着。4コーナーでのポジショニングはサンレイポケットとほぼ同じですが、枠の内外差が如実に出てしまいました。トラックバイアスに従えば選ぶべきはサンレイポケットだったと思います。まあ、それでもジナンボーは押さえていないので、外れは外れです。
◆POG指名馬出走結果
ワタクシとしたことがうっかりしており、レガトゥスの未勝利戦出走をすっかり忘れてしまっていました。
9/5札幌11R 札幌2歳S ヴェローチェオロ【5着】
新馬勝ちからの連闘で挑んだ一戦は、内枠2番からのスタートで終始内ラチ沿いをスムーズに進められたものの、勝負どころの3~4コーナーで動き出したいところでコースが空かずに踏み遅れてしまい、終いは伸びたものの5着まででした。
あまり疲れは見られなかったので、馬自体はタフなんだと思います。この後は一度リフレッシュ期間を入れて11月くらいに自己条件で3戦目になるのではないかと思いますが、ここはあっさりクリアしそうです。明けて3歳以降のクラシック路線への参戦も期待できそうです。
9/6新潟1R 2歳未勝利 レガトゥス【1着】
前走すでに550kgを越える巨体でしたが、今回はさらに8㎏増で562㎏。見た目にもだいぶ太く、Ⅰ完歩ごとに無駄肉がブルンブルンと震える様子がTV画面越しにもよくわかりました。
それでも何とか勝ち切ったのだから大したものです。ただ、タイムが平凡なのと、最後の最後に外から飛んできたコンソレーションに詰め寄られたのはいただけません。もっと絞って、しっかりと最後まで走りきれる馬に成長してくれることを願います。
馬体を絞るのと、血統的に相性がよさそうな点を鑑みて、このまま中山開催に続戦でもいいように思いますが、どうでしょうか…。
9/6小倉11R 小倉2歳S モントライゼ【2着】
この日JRA通算1500勝を達成した川田将雅騎手を背に圧倒的1番人気を背負って出走。4コーナーまで余裕の手ごたえで直線で抜け出した時にはかったかと思いましたが、外から伸びた小倉の鬼・武豊騎手騎乗のメイケイエールに差し切られてしまいました。
この勝利で、前日の札幌2歳Sを制したソダシに続いてシラユキヒメのファミリーが2日連続重賞勝利。白毛で注目を集めるファミリーですが(メイケイエールは鹿毛)、実力的にも無視のできない血統になってきましたね。
モントライゼについてはこれで賞金加算もできたので、冷静に適鞍を選びながら重賞戦線・GⅠ戦線でコンスタントに活躍をしてくれればと思います。
<POG2020ここまでの成績>
(丸囲み数字は着順)
グアドループ ②
モントライゼ ②❶②
リエヴェメンテ
ベルエポック
ヴェローチェオロ ❶⑤
ウインチェレステ
セイウンジャック ⑭
カイザーノヴァ ❶⑤❶
サヴァニャン
レガトゥス ⑥❶
シテフローラル
アレスクラー
テイクバイストーム
タイムトゥヘヴン
ローウェル
夏競馬終了時点で、とりあえず通算5勝までは来ました。昨年に比べれば順調な推移だと思います。秋以降デビュー組にも順調な勝ち上がりを期待します。
◆半年ぶりの「俺プロ」
休み明けの久々で、欲張った買い目の組み方をしてしまったため、日曜メインを2つ的中させたものの、回収率はわずか51%にとどまってしまいました…。
その一方で、本命馬は11レース中10レースで複勝圏内に入っており(複勝率90%)、休養以前の「複勝せこせこ作戦」を忠実に実行していれば大幅プラスでした。
タラレバは禁物ながら、馬券スタイルを変えないことは大事だと改めて思った次第です。来週以降はまた「複勝せこせこ作戦」で行こうと思います。