インクルードダイヤちゃん連闘で最終決戦＆クロニクルノヴァくんちゃん尾骨骨折！

　先週の4頭出走は、薩摩S2着で大きく賞金を稼いでくれたロコポルティくんはじめ各馬頑張ってくれましたが、未勝利勝ち上がりを賭けたインクルードダイヤちゃんは上がり最速の脚を繰り出しながらも4着。かろうじて優先出走権を得たことで最後の決戦に出走するチャンスを得ることができました。

　前走後引き続き小倉競馬場に滞在しているインクルードダイヤちゃん。来週で未勝利戦が終わる前にもう一回、中一週か連闘で最後の一戦に賭けるチャンスが発生しましたが、武英智調教師は相手関係や馬のコンディションなどから、今週土曜小倉7Rの、先週と同じく芝1200mの未勝利戦に連闘で挑む決断をしました。

　今回がいよいよ最終決戦となりますが、出馬投票タイミングで空いている騎手に依頼するしかないような状況で鞍上に松山弘平騎手を確保。リーディング上位のジョッキーを迎えることができたのは本当に幸いといえそうです。

　枠番は7枠13番でやや外目となりますが、そもそも3コーナーで馬が内に殺到して紛れ多い小倉1200mのコースで、ましてや今回は18頭全部「負けたらここで終わり」の馬ばかりによるレースなので馬群が危険なレベルで密集することは必至、この枠に構えられたのも大きなプラスといえるでしょう。

　脚が使えることは前走ではっきりしているので、不利なく回って着ての直線勝負となることを期待したいと思います。

　また、今週はクロニクルノヴァくんちゃんの尾骨骨折が発覚しました。歩様がおかしかった尾でレントゲンを撮ったところ骨折線が見えた、ということで、どうも馬房の中で暴れたか何かしてぶつけたことで折れてしまったようです。珍しい箇所の骨折ということで全治期間がまったく見えないようですが（とりあえず事故見舞金の申請は6ヶ月で出すとのこと）、命に関わる部分・程度の骨折でなかったことは不幸中の幸いでした。しっかりと治して、何とか戻ってきてもらいたいものです。

　そのほか、2歳勢ではゴールデンリープちゃんに咽頭片麻痺が見つかるなどの頓挫もあり、京成杯AHを目指していたタイムトゥヘヴンくんも状態が上がらずさらなるスライドを検討など、なかなかうまくいかない部分もありますが、各馬何とかこの厳しい夏を乗り切ってくれればと思います。

　そんな中での明るい話題は、命名馬であるターコイズフリンジくんが本州移動してさっそく田中博康厩舎に入厩、ゲート練習をスムーズにこなしているようで、近々ゲート試験に臨みそうな雰囲気です。オステオコンドローマの除去手術で若干の遅れは出たものの、立て直しが順調なのは何よりです。