【一口馬主】DMMセレクトセール落札1歳馬をじっくり見ていくぜ（その2）。
本日よりシルクの2021年産1歳馬募集もスタートしたので、測尺入りリストと歩様動画をスキマ時間で見始めているのですが、なんということでしょう。時間が無限に溶けていきます…。
8/5までに申し込めばいいのと、まだ今の段階ではどれもがよく見えてしまう状態なので、先週のセレクトセールでDMMが落札した中で気になる1歳馬を引き続き見ていこうと思います。
今年も大盛況だったセレクトセールですが、上場番号1番をさっそく億越えで落札したのがDMMでしたね。落札したのはサマーハの2021、シャケトラの下です。
サマーハの仔としては、シャケトラのほかにも現3歳世代で、春のクラシックには乗ってこられなかったものの、1勝クラスを抜けて着実に力を伸ばしつつあるラスールがおり、高値がつくのも納得な仔出しをしていますが、今回上場の「2021」はリアルスティールを父に迎え、よりスピードと切れ味を補強しつつ、シャケトラをはじめとした兄弟馬の懸念事項として付きまとう足元の不安を解消しようという配合の狙いを感じます。
立ち姿はさすがに良血馬といった上品さで、全体的に窮屈さを見せず筋肉の付き方も無駄のないすっきりしたもので、非常にいい見栄えをしていると思います。やや前脚のつくりに湾膝気味のいびつなところがあるように感じますが、もしかしたらこの兄弟の抱える脚部不安は、この馬も持っているかもしれませんね…。そこが現実のリスクとして表に出ないといいのですが…
歩かせてみての前脚の出方はスムーズで、前述の骨格のバランスを含めてさすがは億越え、水準よりはるかにいいものを持っているように思われます。とはいえ、御存じの通りの落札価格ですので、募集価格も決して安くない金額で出てくるのは間違いありません。夢とリスクを天秤にかけてそれでも行くのかどうか。個人的にとても面白い馬だとは思っています。
