馬也ホースレーシング

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【一口馬主】祝!クロニクルノヴァくん未勝利脱出。一方…

 年初以来継続していた毎月勝利の記録が、出走ペースの落ち着いた6月で途切れてしまいましたが、7月に入ってすぐ、クロニクルノヴァくんがやってくれました。

 

 昨年6月にデビューしてからはや1年、今回で10戦目を迎え、未勝利戦の収量も迫る中後がなくなってきていたクロニクルノヴァくんですが、7/2の函館3R未勝利戦で見事に1着となりました。この時期の出資馬勝ち上がりは現5歳のスターズプレミアくん以来ですが、喜びよりも「繋がった」ことへの安堵感が先に出てきますね。

 

 これまでの戦績や経緯から、馬運車の乗り降りで暴れる、さらには、それが原因で外傷を負うなどというようなことがあり、気性の悪さというか子供っぽさを露呈し続けていた本馬ですが、今回は函館競馬場での出走ということもあり、6月上旬にノーザンファーム早来から函館競馬場の滞在馬房に入厩、約4週間そこで調整されての出走となったため、「馬運車問題」は見事回避となりました。

 

 レース当日もパドックから返し馬までうるさいところを見せず、スタートでは五分からややで負けの立ち上がりとなったものの、鞍上の浜中騎手がためらわずに出していってくれたおかげで1コーナーまでには好位を取ることができました。

 

 ただ、レースを改めて振り返ってみると、相変わらず1コーナーの入り方がスムーズでなかったり、3コーナー過ぎでペースが上がったあたりからは隙あらばやめようとするそぶりを見せたりと、課題の完全解消にはまだまだ長い道のりを感じさせますが、そういった馬の特性を理解した浜中騎手が、ビシッと鞭を入れて追ってくれた、浜中騎手のコメントを借りれば「あえて怒らせて」走らせてくれたことが今回の勝利につながりました。

 

 レースの内容のほか、グリーンチャンネルのパドック解説でも非力だと言われていたように、まだまだ課題ばかりではあるものの、これで未勝利で終了、の危機は脱出、改めて馬づくりの時間を確保したことでレース翌日にはノーザンファーム早来に放牧となりました。

 

 ここでまた乗り込んで馬を作っていく形になりますが、北海道滞在を生かし札幌の後半でもう一度向こうで競馬を使う想定でいるようで、そうすると札幌最終日の9/5に今回と同じ芝1800mの1勝クラス戦が組まれているので、そこを目指すのではないかと思われます。クラブからの発表を待ちたいと思います。

 

 一方、翌7/3の福島8Rに出走したビジューブリランテくんちゃんは、追い切り段階から懸念されていた脚の捌きの硬さがやはり問題だったようで、スタート直後から菅原明騎手は馬を停めようとするようなそぶりを見せて馬群についていかず、そのまま走り続けたもののゴール手前で競走中止となりました。

 

 レース後の診察で右前の跛行が確認され、現在経過観察中となりますが、とりあえず直ちに命に係わる状態ではないということで、そこは一安心です。

 

 しかし、近況の成績から去勢の効果もほとんど見られないことに加え、馬体面での不安も顕在化してきた今の状況からは先行きはかなり厳しそうで…とにかくクラブのz区報待ちです。