【一口馬主】シルク20年産1歳の測尺と動画が出たので、レビューするぜ(関東で新たに気になった馬編)
シルクホースクラブより、紙のカタログも無事に着弾しまして、引き続き出資馬の検討を行っている今日この頃ですが、WEBの画像と動画に加えて紙媒体のカタログがやってくると、気になる馬も増えるものですね。WEBが充実したら髪はいらないかな、と思っていましたが、どうしてどうして、まだまだ神のカタログも必要ですな。
前回のレビューはこちら。
カタログを眺めつつ、WEBの動画も改めてみてみて、まずは関東入厩予定馬であらたに「これは」と思った馬が2頭ほどおりました。
リミニの2020 | 競走馬データ - netkeiba.com
美浦・国枝栄厩舎に入厩予定のシルク牝馬ということで、それだけでも人気になりそうな一頭です。リミニはポルトフィーノの産駒で、つまりはエアグルーヴのファミリーに連なる牝馬なわけですが、ワタクシ、この牝系がとても好きでこれまでも何頭か出資をしてきています。
その中で見つけたこの牝系のリスクというか、「トニービン内包」のリスクとして見えてきたのが「トモが倒れる」というエラーが出る馬が少なからずいることで、この特徴が発現すると、疲労がたまりやすく、かつ、いつまでたっても馬体にしんが入らない、そして、走らない…ということがままあるように思います。
本場は父にモーリスを迎えて、筋肉面・骨格面の両方で弱点の強化を図ったのではないかと推測されますが、そのコンセプトの通り、筋肉量も十分で、骨格もしっかりした立ち姿をしています。
歩かせてみても、エラーが出がちなポイントを筋肉量でカバーしているのがよくわかり、現時点ではいい方向に進んでいるのではないかと思われますが、この先骨格と筋肉の発達のバランスが変わってきて筋肉優勢になると、それはそれでまた上手くいかなくなる懸念がありそうなので、今後の育成の成果で未来が大きく変わりそうです。
とはいえ、ノーザンファームはトニービン内包の成功例も失敗例も多くサンプルを持っているので、上手くいくことを信じるに足る材料はそろっていると思います。
ウルトラブレンドの2020 | 競走馬データ - netkeiba.com
神のカタログで馬体写真を見て、一番「いいな!」と思ったのがこの馬でした。キタサンブラック産駒らしいがっしりした骨格をしていながら、筋肉量は過不足ない感じで重たさを感じさせないところが特に気に入っています。
腹周りも内臓はしっかりと詰まっていそうでありながら皮膚は薄く見えるので、代謝能力や消化能力は高そうで、タフな競争生活が期待できそうです。
動画を見てみても、背中からしっかりと動き出せているので、バネと柔軟性はなかなか高そうです。また、皮膚の質感もいい意味で「枯れて見える」ので、この辺も内臓の強さが表れているのではないでしょうか。
去年は出資したくて結局叶わなかったキタサンブラック産駒なので、ちょっと本気で狙ってみたい一頭でもあります。
来週月曜の申し込み開始に向けて、まだまだカタログを熟読していきたいと思います。