【一口馬主】シルク20年産1歳の測尺と動画が出たので、レビューするぜ(事前に気になっていた馬編)
さあ、一口馬主生活で一年で一番充実していて、かつ、皮算用がはかどりまくる1歳馬募集リスト検討の季節がやってまいりました。同時に、3歳馬の未勝利戦終了まであと1か月となり、気が気でない日が続きますな!
というわけで、ワタクシのメインクラブであるところのシルクホースクラブ2020年産1歳馬の測尺・立ち写真・歩様動画が公開となりました。
74頭いるので、じっくりと見ていきたいと思っていますが、取り急ぎは初手のリストを見て気になっていた馬たちのレビューでもしてみようかなと思います。
事前に気になっていた馬の詳細については、以下の過去記事をご参照ください。
改めて、上記記事でピックアップしていた馬たちは以下の通りです。
パンデイアの2020 | 競走馬データ - netkeiba.com
テルアケリーの2020 | 競走馬データ - netkeiba.com
ヒルダの2020 | 競走馬データ - netkeiba.com
シーズインクルーデッドの2020 | 競走馬データ - netkeiba.com
スウェアトウショウの2020 | 競走馬データ - netkeiba.com
サダムグランジュテの2020 | 競走馬データ - netkeiba.com
この6頭の中でも特に気になったのがテルアケリーの2020でした。
募集総額8万円と、ラインナップの中ではほぼ中間層に位置する価格と今年の皐月賞馬エフフォーリアを育てた美浦・鹿戸雄一厩舎に入厩予定のドゥラメンテ産駒ということで、この時点でもかなり人気になりそうな予感ですが、実際に画像・映像を観てみると本当に素性がよさそうな馬だというのが正直な感想です。
7月上旬現在の測尺は体高150㎝・管囲19.1㎝・胸囲166㎝・馬体重389キロとやや小ぶりに映りますが、管囲と胸囲の比率的なところでいえば、秋口以降に体は増えそうで、出走馬体重は450キロ前後くらいになるのではないでしょうか。大きからずかといって小さすぎもしない感じですね。
馬体は父のドゥラメンテに似て脚長のすっきりした体形で、トモのつくりのあたりなどはその母系であるダイナカール一族の特徴をよく受け継いでいるように見えます。顔つきも、遠目に見ると父母母のエアグルーヴの面影を感じさせます。
歩様はまだまだ芯が入っていない感じですが、関節や筋肉のバネ感はとても強く感じられ、背中から推進力が生み出されているような歩き方も、アバラのシルエットがすらっと浮き上がって見える皮膚の薄さも好感が持てます。
エアグルーヴのファミリーの血を引いた馬の場合、このような特徴を持ちながら「芯が入らずに終わる」というリスクは少なからずあり、それはこの馬についても同様ではあるものの、現段階ではどう転ぶかはわからないので、あまりああでもないこうでもないと考えても仕方ないかなと思います。
足回りは、前捌きも後肢の踏み込みも及第点以上ではないでしょうか。
続いて気になったのはシーズインクルーデッドの2020。
先日行われたセレクトセールでも何頭かサトノダイヤモンド産駒の1歳馬を見ましたが、総じて良血らしい品のいいつくりの馬が多いなというのが第一印象で、本場についても同様のイメージをもっています。
測尺は体高152.5㎝・管囲19.9㎝・胸囲172.5㎝・馬体重440キロと既に成長期に突入していそうな数値で、出走馬体重は470キロ台後半から480キロ台くらいになるのではないでしょうか。この時期の牝馬らしいしっかりした腹袋も、ここからもう一段階たくましくなりそうな予感をさせます。
歩様もバネ感を感じさせる素軽いものでなかなかいいのではないかなと思います。ただ、やや跳ねるような歩き方をしているので、気性的にピリピリしやすい部分があるかもしれません。牝馬なのでうまくなだめすかしながらの馴致育成が求められそうですが、上手いこと前進気勢が出てくれれば…と思います。
事前にピックアップした中で特にいいなと思ったのはこの2頭でした。あとの4頭は、美点も少なからずありつつ、少なからず懸念点もあるな…というのがワタクシの見立てでした。募集開始まではまだ時間があるので、これらの馬も引き続き精査して、申し込みをするかどうか考えたいと思います。
引き続き、馬体写真と動画を見てよさそうな馬を探していければと思います。