馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

【ウマ娘】シンデレラグレイ41R 覚醒ッ!領域(ゾーン)は代償が発生しそうな予感しかしねえ…。

 コミックス最新3巻も好調で、紙の本は各所で早くも品切れ続発となっているようですが、「ウマ娘シンデレラグレイ」連載の方も天皇賞・秋がクライマックスを迎えています。

 

 

  引き続きの少年漫画時空で、今回もレースの決着とはなっていませんが、タマモクロスの生い立ちを改めて丁寧に振り返ってからの「領域(ゾーン)」突入の見開きページは、まるでジャンプのバトル漫画のような(ヤングジャンプ連載です!)迫力のある素晴らしい画でした。

 

 もう、なんというかシンデレラグレイをアニメ化するのであれば、「プリティーダービー」1期のP.A.WORKSや2期のスタジオ櫂ではなく、TRIGGERあたりがいいんじゃないかと思ってしまいます。あの極太フォントも「キルラキル」っぽいし…

 

 

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 さて、今回初めて登場した「領域(ゾーン)」の概念、アプリゲームに照らし合わせるとちょうど【固有スキル】みたいなものなのではないかな、と思うのですが、なんというか、代償を伴いそうな予感がビンビンするんですよね。「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」でいうところの【ゼロの領域】みたいな。

 

www.cyber-formula.net

dic.nicovideo.jp

 

 ただ、もし「領域(ゾーン)」に代償が伴うのであれば、この後のストーリー展開において、原作(史実)をウマ娘の世界観に落とし込むにはとても便利な概念であるとも思うわけです。

 

 今回「領域(ゾーン)」に突入したタマモクロスは、この後秋のGⅠ連戦を重ねる中でどんどん飼い葉食いが細くなり、消耗をしていくわけですが、これを「領域(ゾーン)」の代償として描けばかなり自然な描写になりそうですし、オグリキャップとの最後の対決となる有馬記念で、今度はオグリキャップが「領域(ゾーン)」に突入となれば、オグリキャップの逆転劇の演出にもなり、翌年のオグリキャップが春シーズンを全休する理由を「領域(ゾーン)」の代償とその治療とすることもできるでしょう。

 

 実際にオグリキャップが89年春シーズンを全休したのは、アニメウマ娘ファンにはメジロマックイーンを襲った「運命の意地悪」としておなじみとなった繋靭帯炎の発症によるものですが、上記のような描き方をすれば、それと同時進行で起こっていた二代目オーナー・佐橋五十雄氏の脱税疑惑への有罪判決と馬主資格剥奪、三代目オーナー・近藤俊典氏へのトレードを踏まえても、ウマ娘の世界観を損なうことなく、かつ、原作(史実)における人間周りの暗い話題にまったく触れなくても違和感のないようにストーリーを進めることができます。

 

 また、オグリキャップが繋靭帯炎の治療にいわきの「馬の温泉」に出向いたのは、前年の二冠馬で、故障によりダービーの出走がかなわなかったサクラスターオーが温泉治療を経て「菊の季節に桜が満開」となったことに倣ってのものでしたが、スターオーが登場しないウマ娘世界でこの辺りを拾うのであれば、同じサクラ軍団のサクラチヨノオーが、ダービー後に足を痛めたのが実は「領域(ゾーン)」の代償で、同じく代償により足を痛めたオグリに温泉療養を勧める、みたいな流れになったらおもしろいな、などと思ってしまいます。

 

 「領域(ゾーン)」の概念は、バトル漫画的テイストを最大限に発揮しつつ、ウマ娘の世界観を破綻なく作り上げるのに、かなり大きなキーポイントになりそうな気がします(やべえ、一口馬主ブログなのにガチで漫画の考察をしてしもうた…)。