【一口馬主】3/6・3/7出走振り返り(ソナトリーチェちゃん&タイムトゥヘヴンくん)
一挙4頭の出走となった先週末でしたが、やはり各馬明暗分かれ…という結果になりました。基本「ままならない世界」なので、1頭でも結果が出た馬がいたことを喜びたいと思います。
まずは、DMMの2頭、ソナトリーチェちゃんとタイムトゥヘヴンくんの関係者コメントも出そろったので、こちらから振り返りたいと思います。
◆ソナトリーチェちゃん7着。収穫も。
3/7の阪神5R未勝利戦芝2200mに出走したソナトリーチェちゃんは、道中を好位で進めるも最後の直線では伸び切ることができずに7着での入線となりました。一応、出走奨励金を獲得して、かつ、課題も見えてきたので収穫自体はあったレースなのではないかと思います。
ソナトリーチェちゃんは、大外枠から五分のスタートを切った後、和田竜二騎手の誘導で馬群を縫うようにして最内にもぐりこんで1コーナーへ。この時の和田騎手のテクニックも見ごたえがありましたが、それに従ってコース取りができるソナトリーチェちゃんの操縦性の高さがわかったのがなにより大きいです。
このまま4番手で最後の直線に向いたソナトリーチェちゃんですが、直線では案外伸びず、和田騎手によれば「まだまだ背中を使って走れていない」とのこと。引き続き馬体の成長と双方の改善を待たなければならない状態ですが、奥村豊調教師としては、問題なければ続戦させて競馬を覚えさせたいということでした。
レースぶりを見ていても、まだまだ稽古量も足りていないような感じがしたので、今度の中間はビシッと追ってレースに臨んでくれればと思います。
◆タイムトゥヘヴンくん6着。皐月賞は厳しいか??
3/7の中山11R報知杯弥生賞ディープインパクト記念に出走したタイムトゥヘヴンくんですが、道中は好位に着けていたかのように見えましたが今回も遊びながら走っていたようで最終的には6着。賞金的に皐月賞への出走が厳しくなってしまいました。
今回は「逃げるな」という戸田博文調教師の指示を守って3番手から競馬を進めた三浦皇成騎手でしたが、結果から言うと「指示を守っただけ」で、勝ち馬であるタイトルホルダーの横山武史騎手と、シュネルマイスターのC.ルメール騎手に楽をさせてしまいました。
今回、横山武史騎手はすでにエフフォーリアでの皐月賞参戦が決まっており、今回の結果いかんにかかわらずタイトルホルダーに皐月賞で乗ることはないので、「目の前の賞金(=自分にも額面の5%が入る)」を狙って積極的な競馬をしてくることはわかっていたはずです。
C.ルメール騎手にしても、これまでの戦績と血統から、2000mが持つかどうかわからず騙し騙しレースを進めざるを得ない馬に乗っていたことは、事前にわかっていたはずです。
だとすれば、あの位置取りであればシュネルマイスターをしっかり当地に閉じ込めつつ、タイトルホルダーに対しては外目を雁行する形で常にプレッシャーをかけて楽をさせないような乗り方をしてほしかったです。
まあ、タイムトゥヘヴンくん自身が遊びながら走っていてはそれも難しいことだったのかもしれませんが…。また、おなじく京成杯から転戦組のテンバガーがそれほど差のない5着だったので、京成杯のレースレベル自体がそれほど高くなかった可能性もあります。
とにかく、レースの進め方には大きなもやもやが残る一戦でした。
今後は、賞金上位馬の回避を願って皐月賞に登録しながら、出走がかなわなかった場合のBプランを考えることになりそうです。
皐月賞への出走がかなわなかった場合、同週のニュージーランドトロフィーを目指すのか、それともダービートライアルの青葉賞もしくはプリンシパルSに回るのか。
いずれにしても、不安定な情勢の中での調整となるため、いろいろと難しい局面になるのは間違いなさそうです。
とはいえ、力のある馬であることは間違いないので、引き続き戸田先生を信じて続報を待ちたいと思います。