HORSERACING is here!!最高のジャパンカップでした。
2019年のキングジョージ、エネイブルとクリスタルオーシャンの火の出るような叩き合いはレーシングポストをして"This is HORSERACING!!"(これが競馬だ!!)とたたえられました。
2020年の11月29日、世界の競馬の中心はどこであったかと問われたら、それは間違いなく東京競馬場、まさにここに競馬アリ!と言っても過言ではなかった、それが、日本競馬史上初の3頭の三冠馬による直接対決、第40回ジャパンカップだったのではないでしょうか。
今回のレースで有終の美を飾ったアーモンドアイは、国際GⅠ勝利数をさらに1つ上積みして通算9勝とし、日本競馬におけるGⅠ勝利数も単独トップの8勝目、生涯獲得賞金額もキタサンブラックを抜いて1位となるなど、まさに記録づくめのラストランとなりました。
アーモンドアイのレースぶりは、例えば昨年の天皇賞・秋や一昨年のジャパンカップで魅せた、リニア感のある加速を見せるには至りませんでしたが、終始落ち着いて無駄のないレース運びときっちり交配三冠馬2頭に着差をつけての勝利はまさに泰然自若。ラストランが一番強かったといっても過言ではないのではないでしょうか。
2着に入ったコントレイルもとても頑張りました。菊花賞の激戦の後のこのレースなだけに、すでに「出し切って」締まっているのではないかと事前に予想をしていたことを謝らなければなりません。実に素晴らしい末脚を見せてくれました。
デアリングタクトも、史上初の無敗三冠牝馬ここにありという勝負根性を見せてくれました。それぞれがフェアに持てるすべてを出し切った、まさに日本競馬の到達点というべきレースだったと思います。後藤正幸JRA理事長がレース後にコメントを出したのも異例中の異例ですが、それだけ今回のレースが特別であったということでしょう。
穴を狙ったワタクシの馬券ははずれでしたが、いいもの見せてもらった見物料としてスパッと諦められます!
この後繁殖入りするアーモンドアイの初年度のお相手はエピファネイアが有力なようです。
この配合だとサンデーサイレンスの4×3のクロスが発生し、かつサドラーズウェルズとヌレイエフの4分の3同血クロスも発生するなかなか夢のある配合です。
早ければ初年度産駒は2022年生まれ。もしも「アーモンドアイの2022」がシルクで募集されたら…、まだまだ夢は尽きません。