【ウマ娘】シンデレラグレイ20R 出たーッ!!オグリさんの武者震いだーッ!!!
本業(?)の一口馬主の方では今週土曜日にタイムトゥヘヴン君の新馬戦出馬確定していますが、明日枠順確定後にそちらはじっくりと記事にしたいと思います。なので、木曜日は恒例のシンデレラグレイでございます。
今週もヤンジャンアプリで無料で読めます。
再来週の原作の方ことジャパンカップがすでに神回確定なので、そちらにも負けないようしっかりアンケートを送って盛り立てていきたいものですな!
今週の「シンデレラグレイ」は、オグリキャップ中央初戦ペアルックステータス、いや、ペガサスステークスのゲートイン直前までが描かれます。
今週の見どころは、なんといってもオグリキャップの武者震いでしょう。ブラッキーエールさんも「そんな震えるこたァねェだろ!!」と思わず突っ込むほどの震えっぷりでございます。いうまでもなく原作(史実)準拠の見せ場ですが、実際の映像を観ていただくとより分かりやすいかと思います。
そのほかにも、今週も20ページの中に山ほどの原作(史実)要素が盛り込まれていたので、一つ一つ細かく掘り下げていきましょう。
◆解説の井川さん
これはもう、見ていただいてお分かりの通り、フジテレビ「スーパー競馬(現・みんなのKEIBA)」の解説でおなじみの井崎脩五郎先生と、故・大川慶次郎さんのハイブリッドでしょう。とくに大川慶次郎さんについては、オグリキャップとの絡みでは「りゃいあん!」がとくに有名ですね。最後の最後まで折に触れて登場してくると思います。
ところで、こんど大川慶次郎さんのひいおじいさんが一万円札の肖像になるヨ。やったネ。
◆お茶会に「いない」ウマ娘たち
スーパークリーク、メジロアルダン、ヤエノムテキがトレセン学園のテレビでペガサスステークスを観戦、「地方から移籍してきた馬の中央での勝ち上がり率」などを解説してくれるワンシーンがありますが、ここで注目してほしいのは、すでに名前が出ていながらこのお茶会に「いない」ウマ娘3人、すなわちバンブーメモリー(シンデレラグレイではまだ名前出てませんが、教室内にいることは描かれています)、サクラチヨノオー、ディクタストライカ(=サッカーボーイ)について。
なぜこの3人がお茶会に参加していないかというと、いずれもこの日に行われたレースに出走しているから、なんですね。
まず、バンブーメモリーはこの日にペガサスステークスが行われた阪神競馬場の第7レースで行われた「3歳400万下」に出走して、1着となっています。
このブログでも何度か言及しているので、ご存じの方もおられるかと思います。
そして、サクラチヨノオーとサッカーボーイは、この日に中山競馬場で行われた皐月賞トライアル「報知杯弥生賞」に出走して、サクラチヨノオーが1着、サッカーボーイが3着となっています。
このあたりの細かさは、まあ「やってくるだろうな」とは思っていましたが、本当にやってくるところがこの作品の過激なまでのこだわりと言えるでしょう。
◆「フワッと」走れ、にも元ネタが。
ろっぺいさんこと六平トレーナーがレース直前にオグリキャップに指示した「フワッと走れ」というのも、実はばっちり史実ネタだったりします。これは、ペガサスステークスでオグリキャップに騎乗、その後88年シーズンの主戦騎手を務めた河内洋現調教師のエピソードで『2133日間のオグリキャップ 誕生から引退までの軌跡を追う』によれば、
実際、オグリキャップをここまで仕立てた河内の功績は絶大だった。中央入りした直後のオグリキャップは、後肢がフラフラとしていた。スタートで負担のかかる後肢をいたわるため、ゆったりとゲートを出ることを教え込んだのも河内である。環境の違うところへやってきて戸惑うオグリキャップをうまく軌道に乗せた功労者なのだ。
『2133日間のオグリキャップ 誕生から引退までの軌跡を追う』77ページより引用。
このようなエピソードがあったことがわかります。
笠松のダートで走っていたオグリキャップの馬体は、前脚の周りの筋力がより発達した、ダートホースによくある「前輪駆動型」の馬体で、中央の芝に適応するためには「フワッと走らせる」ことが大事だったということなのでしょう。
これが、来週以降どのような形でアレンジされて取り入れられるのかが楽しみです。
今週も見どころ満載の『シンデレラグレイ』でしたが、冒頭にも書いた通り、再来週に原作で繰り広げられるであろう『約束された神回』に負けず劣らずの神回連発を期待します。