馬也ホースレーシング

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【ウマ娘】シンデレラグレイ10R いよいよオグリに中央からのオファーが。

 前回、ジュニアクラウンを快勝したオグリキャップは、中京レース場での芝のレース中京盃へ。ここも圧勝したところで、ついに中央からのオファーが…。

 

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 今回は、史実においてもオグリキャップの中央移籍へのターニングポイントとなった「中京盃」の模様が描かれていますが、レース自体は「即堕ち2コマ」ならぬ「即勝ち2コマ」での超高速決着でしたね。まあ、もはやカサマツでは敵なしなので、むしろこういう描き方の方がオグリの強さが伝わると思います。

 

 今回のエピソードのメインは、あくまでも「オグリへの中央からのオファー」です。実際にはオグリキャップ二代目のオーナーとなる佐橋五十雄氏が初代オーナー小栗孝一氏を口説き落としての中央移籍となるのですが、オーナーの概念のない「ウマ娘」の世界でどのような形をとるのかと思っていたら、ルドルフ会長の視察からのスカウト、という形になりましたね。

 

 来週はルドルフとキタハラジョーンズによるオグリキャップ中央移籍をめぐっての綱引きが描かれることになると思われますが、史実をどのように再構築しての展開になるか楽しみですね。その後に描かれる旅立ちのシーンも注目です。ベルノライトは、やはり装蹄師の三輪勝さんポジションっぽいので(今週の、芝用蹄鉄をイチから作ってきたエピソードを見ても、もうほぼ確定でしょう)中央移籍後もたびたび関わっていくとして、なんかノルンエースあたりが引くほど号泣しそうな気がしますww

 

 そのほか現時点で何となく予想がつくのは、カサマツ編はあと2回、全12話で終わるのではないかということ。これは、オグリキャップがカサマツで走ったレースの数が全12戦なので、そこに合わせての構成となっているのではないかと思ってます。伊藤隼之介氏のこれまでのこだわりぶりからは、個人的にはオッズ2倍以下の信頼度ですね。

 

 一点気になるのは、フジマサマーチとの約束、東海ダービーでの再戦がどうなるのか、ということ。もちろん史実ではオグリキャップがJRAに移籍した時点で東海公営所属馬による東海ダービーへの出走は敵わないわけで、その舞台でのオグリキャップとマーチトウショウの対戦は実現していないのですが、「ウマ娘」のifが、歴史のいたずらからの救済のために存在するのであれば、オグリキャップの東海ダービー出走はありえるのかな、と。

 

 ifによるオグリ東海ダービー出走のギミックを考えるとすれば、このレースが「名古屋優駿(愛称:東海ダービー)」として行われていた1996年~2004年の間に、JRA交流のダートグレード競走として行われていたという史実の援用が考えられそうです。

 

 ちなみに名古屋優駿は、ウマ娘になっている馬の中でも、2000年にアグネスデジタルが勝利を上げています。

 

 このifをやる場合には、「アニメ版ウマ娘」で、エルコンドルパサーがダービーに出てきたときと同様に、実際のレース結果へのリスペクトは欠かせず、このレースの勝ち馬となったフジノノーザンをどう扱うか、という問題が出てきますが…。

 

 なお、フジノノーザンは東海ダービー優勝後にJRAに移籍、88年のエリザベス女王杯に出走しています。このレースを勝ったのは、タマモクロスの一つ下の妹、ミヤマポピーでした。

 

 そのほか、細かいところで「イイな!」と思ったのは、「芦毛は走らない」というセリフを、原作の日本短波賞(現・ラジオNIKKEI賞)で、フジマサマーチことマーチトウショウの父となるプレストウコウ(芦毛、のちの菊花賞馬)を片手でひねったマルゼンスキーに言わせるところですかね。

 

 この感想はツイッターでもつぶやいたのですが、そこについたリプにもある通り、この頃のマルゼンスキーの快進撃が、同時期に走って全く歯が立たずに終わったヒシスピード(対マルゼンスキー3戦3敗で、いずれも2着)のオーナー、阿部雅信氏の外国産馬志向を加速させ、のちにそれが二代目ヒシマサル、ウマ娘にもなったヒシアマ姐さんことヒシアマゾンの活躍につながっていったりもするので、競馬の歴史は本当に面白いものだなあ、と思うのです。