馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

【一口馬主】シルブロンくん脱北!ほか、8月の2歳馬たち近況

 DMMの募集馬全頭チェックをやったりシンデレラグレイの感想書いたりしているうちにシルクの募集〆切がやってきたりなどしてすっかり後回しになってしまっていた今月頭の2歳馬の近況ですが、このたびシルブロンくんが脱北、ノーザンファーム天栄に移動しました。出戻りのソナトリーチェちゃんを除き、あと1頭で全頭脱北。なかなかのハイペースで来ています。

 

◆シルブロンくん

 当初は6月末の本州移動を予定して育成が進められていたのですが、左前脚、左トモを立て続けに痛めてしまう頓挫があって、一度リフレッシュ期間を挟みつつ7月頭に本格的な調教を再開、そこから1ヶ月での脱北となりました。

 予定から1か月遅れに留められたというのは、それほど大きな頓挫ではなかったということだと思いますが、ノーザンファームスタッフのケアもさるところながら、馬自体の回復力と精神力がなければなしえないことであるのは間違いないので、まずはシルブロンくんよく頑張った!と、早期での建て直しを喜びたいと思います。

 この後はすぐに美浦・稲垣幸雄厩舎に移動させてゲート試験を受ける予定のようです。まだまだ乗り込みは必要なので、ゲート試験後天栄にすぐに戻ることにはなると思います。8月初頭段階の馬体重は474㎏で、春先から続いていた急激な成長はひと落ち着きしました。この後デビューに向けて乗り込んでいく事を考えると、新馬戦の出走馬体重は470kを切るか切らないか、くらいになるのではないでしょうか。中距離馬としては大きすぎず小さすぎずのちょうどいいサイズになってくれそうな気がします。

 もちろんデビュー戦はまだ決まっていないですが、ワタクシとしてはできることなら10月か11月の東京開催がいいのではないかなと思っています。血統的にトニービンの直系であり、父トーセンジョーダンのGⅠ勝ち(天皇賞・秋)は東京競馬場でのもの、またその父ジャングルポケットも現役時代のGⅠ2勝(東京優駿・ジャパンカップ)は東京競馬場でのものであること、走り方を見てもやはりこの血統らしいストライドを見せているので、出来れば大箱で走らせてあげたほうがいいのではないか、とも思っています。10月ならば、新潟開催に回ってもいいかもしれませんね。

 

◆タイムトゥヘヴンくん

 茨城県・ムラセファームに移動後、引き続き育成が進められています。が、DMMのサイトに上がっている動画を見る限り、なかなかのきかん坊っぷりを発揮しているようですね。前進気勢はもっていそうですが、競馬に行ったらカッカして走りそうな感じがするので、長くてもマイル、みたいな馬になるかもしれません。

 上手いこと矯正ができて2000mくらいまでもってくれるようになってくれればいいなとは思うのですが、そこまでに時間がかかりそうです。とはいえ、スピード能力は高い配合だと思うので、新馬・未勝利戦までは、とにかくスパッと勝ちあがってもらいたいものです。そうすれば、時間をかけて気性改善にも取り組めると思うので…。

 

◆ロコポルティくん

 引き続きノーザンファームしがらきで、坂路15-15くらいの強度で乗り込まれ続けていますが、ここに来て馬体重が530kgを越えてきました。だいぶ調教のペースがゆったりしているので、デビューに向けてビシッと追えば20㎏くらいは絞れると思いますが、ダート馬らしい大きな馬体になってきましたね。おそらく近々でデビューできると思うのですが、血統から推測される距離適性を踏まえて出来れば1400mくらいの番組でおろしたいと考えると、9月の中京開催まで待つような形になるのではないでしょうか。お盆明け位に西園厩舎に帰厩しそうな気はしています。

 

◆ソナトリーチェちゃん

 オステオコンドローマ除去手術の予後は引き続き順調で、お盆明け位には乗り出せそうとのこと。精神的にはだいぶリラックスできているようで、動画を見る限りは体調もかなりよさそうです。奥村豊先生もだいぶ期待をかけてくれていて、なかなか入れ込んでいるようなのですが、しっかりと腰を据えて取り組みたいとも言ってくれています。なんとか11月くらいにデビューして新馬で勝ちあがってくれたら、クラシックに乗れるチャンスも出てくるのではないかと思います。仕上がりの早そうな感じでいえば、この世代の出資馬5頭中この馬が一番かなという見立ては引き続き変わっていません。

 

◆ビジューブリランテくん

 少しずつ調教のペースを上げてきました。ここから緩みを取りつつ、気性的に幼さを見せる部分を併せて矯正していくようです。もうあと2ヶ月くらいは北海道で乗り込んで…というような感じになりそうですね。何とか、年内デビューをしてくれれば、と思っていますが、1月の中山ならばディープブリランテ産駒は良績傾向にあるので、そこまで待ってもいいのかもしれません。

 

 いよいよ各馬デビューに向けての動きが加速しつつあります。3歳勢も2頭の勝ち上がりが出て、少しずつ出資馬の層が厚くなっていく予感がしています。