馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

【一口馬主】シルク2019年産募集馬 気になる馬をじっくり吟味するぜ(事前に気になっていた馬たち編①)

 7/16にシルクホースクラブの2019年産募集馬の馬体写真・歩様動画・測尺が公開されました。ワタクシも、さっそく各馬の吟味を始めているところで、この週末は競馬そのものよりも出資検討の方に大きくリソースを割くことになりそうです。

 

2020年度 募集馬動画 - シルク・ホースクラブ Silk Horse Club

 募集馬の陣容については先だってすでに公開されており、そちらの情報(父母名・入厩予定厩舎・募集価格)から何頭か気になる馬をピックアップしていましたが、

 

chisou-horse.hatenablog.jp

 まずはこの馬たちのレビューから行って行きたいと思います。なお、測尺の数字はシルクホースクラブHPに一覧で掲載がされています。

https://www2.silkhorseclub.jp/wp/wp-content/uploads/2020/07/2020sokusyaku.pdf

 

◆ポーレンの19(牡 父:キタサンブラック)

一口価格:4万円 栗東・斎藤崇史厩舎

体高154.0㎝ 胸囲174.0㎝ 管囲20.0㎝

馬体重460㎏

ポーレンの産駒のサイズについて、これまでのきょうだいの傾向から、父馬のサイズなりに出るのではないかと予測をしていましたが、その予測は当たっていそうで、この馬についても現段階で460㎏ほどあり、その他の測尺結果から見ても父同様に出走馬体重は500kgを超える大型馬になりそうです。そうなると大きすぎるサイズが足に致命的なダメージを与えた2つ上のシーザウェイクリアのようになってしまうリスクも頭をちらりとよぎります。

 ただ、馬体の作り、特に骨格のフレームは立ち姿の写真を見てもしっかりとしていて力強さがあります。後肢の踏み込みもしっかりしていて丈夫そうな印象を受けますが、ワタクシが特にこだわってみている飛節の当たりの伸びは、本馬の姉でありワタクシの出資馬であるポレンティアちゃんと比べるともう一声ほしいところ。とはいえ、きょうだい達に見られる体質的に脆い部分が解消されているのであれば、十分に出資の勝ちはあるのではないかと思います。

 

◆ウィルパワーの19(牝 父:キンシャサノキセキ)

一口価格:6万円 栗東・音無秀孝厩舎

体高144.5㎝ 胸囲167.0㎝ 管囲19.0㎝

馬体重397㎏

 測尺の数字だけを見ると、だいぶ小粒な馬格のようです。血統背景的にももう少し高い価格で出てくるかと思っていたらこの価格だった、というのはその辺も影響しているのでしょうか。立ち姿はだいぶトモ高なのでこの後もう少し大きくなるとは思うのですが、440㎏前後くらいが出走馬体重になりそうでしょうか。450㎏ちょっとくらいまで成長してくれれば期待はできるのではないかと思います。

 動かしてみての感じとしてはそんなに悪くないようにも見えますが、ワタクシとしては正面から見た時の右前脚の膝の当たりの作りがちょっとモヤッとしているような気がして(あくまでも「気がして」)あまり好みではなく、価格と予想される人気両面で、ちょっと出資には二の足を踏んでしまいそうです…。

 

◆ラダームブランシェの19(牡 父:シルバーステート)

一口価格:3.2万円 美浦・小島茂之厩舎

体高147.5㎝ 胸囲168.5㎝ 管囲19.2㎝

馬体重401㎏

 唯一のシルバーステート産駒ということでどんな仔が出てくるのかが大変興味深かった一頭ですが、測尺ではやや小粒な印象。ただし、立ち姿は均整の取れた筋肉と骨格の作りがとても好印象で、さらにやや胴長の馬体から、これくらいのサイズであれば中長距離での活躍が期待できそうな予感がします。

 歩かせてみると筋肉の柔らかさもしっかりと感じることができ、また、リズミカルに首差しを使いながら歩くことができています。全身のバネもかなりよさそうで、父の素質をしっかり受け継いでいそうです。あとは、父の持っていた体質面での弱さがどれくらい補強されているか、ですが、この価格であればギャンブルに打って出てもいいのではないでしょうか。

 

◆グローリアスデイズの19(牝 父:ドレフォン)

一口価格:3.2万円 美浦・中館英二厩舎

体高155.0㎝ 胸囲175.5㎝ 管囲20.0㎝

馬体重448㎏

 かなり立派な馬格を持っていることが測尺の数値からも分かりますが、立ち姿の写真を見てみてもトモのボリュームが特にしっかりとしていて、スピードのありそうな印象を受けます。同じ北米産の種牡馬としては、何となくですがアイルハヴアナザーに近いような気もしていて、筋肉の柔らかさが産駒に出れば活躍馬をコンスタントに堕してきそうに思います。さらに、腹回りのボリュームも十分で、タフな競走生活が期待できるのではないでしょうか。

 歩様も窮屈なところがなく、飛節の伸び方が特にワタクシ好みです。芝・ダートいずれに適性があるのかがちょっと未知数ですが(繋ぎの立ち方的には芝向きにも見え、父の実績的にはダート向きにも見え)適距離は短そうなので、見立て通りにタフな体質であれば数を使うこともできそうです。かなりコストパフォーマンスが高いと思います。

 

◆アイスパステルの19(牝 父:モーリス)

一口価格:3.6万円 美浦・高柳瑞樹厩舎

体高154.0㎝ 胸囲178.0㎝ 管囲18.5㎝

馬体重440㎏

 ロベルト系らしい雄大な胴回りを感じさせる測尺ですが、それに比して管囲がやや細め、馬体重が現時点で440㎏あるので出走馬体重見込みが500㎏弱くらいかな…と見ると、ちょっと脚元に一抹の不安を覚えてしまう数字ですね。立ち姿を見ても、やはり四肢の細さが際立って見えてしまいます。歩様も柔らかさがあるようにも見え、緩くも見え、という感じで、ちょっと食指が動く感じではなかったです…。

 

 

記事の尺が長くなりそうなので、次回に続きます。

 

<次回レビュー予定>

◆ショウナンパンドラの19(牝 父:ロードカナロア)

◆ワイオラの19(牡 父:ミッキーアイル) 

◆モルジアナの19(牝 父:ダイワメジャー)

◆ディープストーリーの19(牝 父:ルーラーシップ)