【一口馬主】2020年もヒトサマのクラブの募集馬をのぞき見するぜ。 ユニオンOC編
ヒトサマのクラブ募集馬のぞき見シリーズ第2弾は、去年も取り上げたユニオンオーナーズクラブ。7/31まで入会金22000円が無料になるキャンペーンが実施中で、2019年産の第一次募集の締め切りも7/10に迫っているクラブなので、今が検討のピークと言えそうです。
日高の中小生産者から募集馬の提供を受けているユニオンオーナーズクラブですが、そういった特徴からか、引退後に牧場に踊って繁殖に上がる牝馬の募集が圧倒的に多いのが特徴です。必然、よさそうな馬も牝馬に偏っているように見えます。
また、このクラブがありがたいのは、募集時に当歳からここまでの放牧実施状況をしっかりとオープンにしてくれるところで、馬選びに大いに参考になります。やはり馬によっては気候の厳しい冬の時期に放牧を休んでいる仔も少なからずいるのですが、冬場でも元気に放牧されていた仔の方が競走馬としての期待値が高いのは言うまでもないですし、そういった馬をピックアップしやすいのは非常に助かりますね。
で、今回の募集馬で気になったのは以下の3頭（いずれも200口募集）。
◆PEGASUS22 牝
父・キズナ 母・レディインディ
服部牧場産 栗東・矢作芳人厩舎
一口価格・11万円
初年度からさっそく多くの活躍馬を輩出しているキズナ産駒ですが、窮屈さのない、かつ、しっかりとした骨格が魅力的で、クラブのコメントにもありますが牡馬と見間違えるようなたくましさです。それでいて、歩かせてみると筋肉は非常に柔らかそうで、また体幹もぶれないので非常に見映えがします。母方はエーピーインディー系ですが、これまでのキズナ産駒の活躍馬の傾向的に重さのない血統との配合がよさそうなので、これもいいと思います。
◆PEGASUS10 牝
父・アドマイヤムーン 母。ラヴィングプライド
前野牧場産 美浦・相沢郁厩舎
一口価格・5万円
馬体写真はコンパクトに見えるのですが、各部位のバランスがとてもよく、歩かせてみると後躯から押し出されるようにして波打つ背中の力強さと首差しの動きのリズムの良さが目立ちます。また、母の産駒が7頭のうちここまで6頭勝ちあがっているという安定感も魅力的で、募集価格的に高回収率を期待することができそうです。血統的にはドクターフェイガーのクロスを持つ珍しさもありますが、ノーザンダンサーとミスタープロスペクターが丁寧に重ねられており、これが底力につながりそうにも思います。
◆PEGASUS15 牝
父・キズナ 母・アースエンジェル
グランド牧場産 美浦・田中剛厩舎
一口価格・5万円
母が新潟直線1000mで3勝を挙げている短距離のスペシャリストで、本馬も動画短く短距離馬らしいシルエット。また、歩様は首差しがぐいぐいと引っ張っていくような印象で、流行り短距離を一気に駆け抜けるようなスタイルが向きそうに思います。初年度産駒の活躍により今後価格の上昇が予想されるキズナ産駒をこの価格帯で手に入れられるのも難しくなってくると思うので、ここは一考の余地があると思います。
すでに一次募集〆切が迫っているので、検討されている方は急がれた方がいいかと思います。
