馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

【ウマ娘】シンデレラグレイ第2話の、もしかしたら細かすぎて伝わってないかもしれないお気に入りポイントを挙げるぜ!

 今週土曜日のスターズプレミアくんの出走も無事に確定しましたが、枠順確定は明日なのでその展望は明日にしまして。恐らく木曜日恒例になりそうな『ウマ娘 シンデレラグレイ』のお気に入りポイントをつらつらと挙げる駄文の始まりでございます。

 

 『シンデレラグレイ』は、「ヤンジャン!」アプリにて無料配信で読めますが、

ynjn.jp

是非とも本誌を購入の上、アンケートはがきを投函していただきたい。

 

ヤングジャンプ 2020 No.29

ヤングジャンプ 2020 No.29

 

週刊連載にとってアンケートはマジで大事です。

 

 

 んで、今回の『シンデレラグレイ』ですが、能力試験合格後からデビュー戦のスタートまでが描かれており、今回のお気に入りポイントは【幾度となくオグリキャップの足のアップが描かれる】点ですね。数えただけでも「3ページ目右下」「14ページ6コマ目」「20ページ目左下」「37ページ目下段中央」「41ページ目中段」の5回も描かれているのですが、これは史実でも語られている通り、デビュー当初のオグリキャップは蹄叉腐爛という病気を抱えており、これが発見されたのはデビュー戦と4戦目にマーチトウショウ(シンデレラグレイだとフジマサマーチ)に先着を許し、5戦目を前に担当厩務員が交替した時のこと。蹄叉腐爛の具体的なことは下記のリンクにある通りですが、

www.jra.go.jp

蹄叉腐爛が発覚し、その治療を施された後のオグリキャップはJRAに移籍するまで笠松では8戦走って無敗の成績を残しました。その過程においては笠松時代2代目の厩務員である川瀬友光さん(第1話の記事で、ベルノライトのモデルかしら?とワタクシが言っていた方です)と、笠松の開業装蹄師で、オグリキャップのJRA移籍後も笠松の関係者としては唯一かかわりを持ち続ける三輪勝さんの尽力を抜きに語ることができないのですが(繰り返しですが、史実なので特にネタバレ配慮的なものはしてないです)、それがどのようにウマ娘の世界観に落とし込まれるかが楽しみです。

 

 人のエピソードの落とし込みの例としては、オグリキャップの母親のエピソードに「オグリが子供のころ膝が悪くて立ちあがることもできなかったが、母親が毎日マッサージをしてくれたおかげで歩けるようになった」というものが第1話・第2話いずれでも語られていますが、これは実際に前肢外向を患って生まれてきたオグリキャップが、稲葉牧場の場長であった稲葉不奈男さんによる削蹄の工夫で外向を矯正した逸話がもとになっているものと思われます。

 また、今回母親の髪飾りをつけてレースに臨むエピソードが描かれていますが、これはおそらく稲葉不奈男さん夫人・幸子さんが、幼駒時代まだハツラツという名前で呼ばれていた頃(なお、幼名ハツラツの名付け親も幸子さん)のオグリキャップの頭絡を手作りで作っていたエピソードなのではないかと推測しています(wikipediaには記載がないですが、かつて読んだオグリキャップの書籍にそういった記述があったことを何となく覚えています)。

 

 とにかく史実エピソードの織り交ぜ方が絶妙な本作。毎回史実の資料と行ったり来たりしながら読んでいるので、個人的に競馬史への理解も少しずつ深まっているような気がしています。

 

あと、ノルンエースはノースヒーローではなさそうですね。オグリのデビュー戦の3番に「サウスヒロイン」という名前のウマ娘がいました。なお史実のオグリキャップの新馬戦の結果は以下の通りですが、

www.jbis.or.jp

本編でのセリフにもある通りちゃんと5月19日に行われています!また、本編内に描かれている出走表と見比べてみても面白いですよ。

 

※第1話の記事はこちら。

 

chisou-horse.hatenablog.jp