馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

【一口馬主】ポレンティアちゃん遊楽部特別まさかの8着。敗因の仮説を立ててみる。

 6/13土曜日の函館最終12R遊楽部特別に出走したポレンティアちゃん。前日発売開始以降締め切りまで一度も1番人気を譲らずにレースを迎えましたが、結果はまさかの8着。鞍上の丸山元気騎手も田中博康調教師も敗因を掴みかねているようです。

 

f:id:chisounin:20200616173656p:plain

出典:netkeiba

全馬着順はこの通りで、スタートすぐ番手につけたレースガーデンが直線に向くと先頭に立ってそのまま押し切るスムーズな競馬で勝利しました。一方、ハナを切ったブライティアセルバはラスト1ハロンでばったりと止まって10着、その他先行勢もいずれも粘りが今ひとつでレオンドーロが3着、ワタシヲマッテルが4着でしたが、それと比べてもポレンティアちゃんの8着は大きく負け過ぎだなと思います。

 鞍上の丸山元気騎手からのコメントでは、3コーナーから上げていこうと思ったけれども動かなかった、原因は今ひとつわからないというコメントがあり、田中博康調教師も報告を聞く限りは理由が見えてこないとのコメントでした(当日は東京に臨場)。この辺の過不足ないコメントは相変わらず好感が持てますし、信頼できるのですが、過不足がないからこそ原因をはっきりとさせたくなるのもまた正直な感想です。

 

 今回の不可解な敗戦の原因については、現段階ではいずれも推測の域を出ないものばかりですがしっかりと考えておこうと思います。

 

 仮説を立てる前にポレンティアちゃん自身のレース運びの振り返りですが、まずスタートに関しては今回はキッチリと出ることができたと思います。しっかりと二の脚もついてスムーズに前につけることができました。内側に行きたがりそうな馬がいたので、もう一列位後ろかなとも思っていましたが、ここまでは順調なのではないかと思います。

f:id:chisounin:20200616174422p:plain

JRAオフィシャルHPより。

その後も向こう正面ではしっかりと折り合って入りの5ハロンが1分1秒2で通過。先団3番手でのレース運びとなりここについても極めて順調だと思ったのですが、

f:id:chisounin:20200616174645p:plain

JRAオフィシャルHPより。

ここから促しても動いていかず、馬群の中でそのまま流れ込むように8位での入線となりました。走破タイムと上がり3ハロン自体は、大きな不利があった前走のフラワーCよりも速いので、絶対的なスピードが足りなかったわけでも距離が長かったわけでもないと思われるのですが、敗因と思われそうなファクターを拾ってみると…

 

仮説①:軽い感冒説

 最終追い切りのコメントに「上がりの運動で咳をしている」というコメントが出ていました。これがノド鳴りだったらいやだな、と思っていたのですが、咳なのでノド鳴りとは違いそう。直近で気候変動が大きく、輸送の見えない疲れに加えて朝晩の寒暖差の激しい北海道で熱発にまでは至らないものの軽めの風邪をひいた可能性はあります。だとすると大事を取って出走見合わせでもよかったと思うのですが、この仮説の通りの原因であれば数週間滞在の後に続戦は可能だと思われるので、これが理由であることを祈ります。

 

仮説②:コーナー不器用説

 昨年札幌開催の新馬戦を勝ちあがっているので、小回りが苦手ということはないだろう、と思われがちですが、札幌競馬場はコンパクトな作りながらコーナーのアールは東京競馬場並みに大きいので、それが功を奏していた可能性があります。2戦目となった中山でのフェアリーSについても、外回りコースは総じてコーナーのアールの大きな線形なので、出遅れながらも3着に好走できたのかもしれません。もしこの説が正しいなら、このまま函館滞在でゆっくり調整して札幌開催で使ってみる、という風に進めてもらえればいいのかなと思います。

 

仮説③:水口騎手ファインプレー説

 これは、netkeibaの藤岡佑介騎手のコース解説記事を読んでいて思ったのですが、

news.netkeiba.com

丸山騎手が3コーナーでまくっていこうとしたタイミングを、まくろうとしたレースガーデン&水口優也騎手に読まれてきっちりとインコースで併わされて、直線に向く前に脚を使わされた=水口騎手のファインプレーだったのかと。だとしたら、水口騎手の手腕をたたえるしかないですね。

 

仮説④:競馬が嫌になった説

 これが最悪中の最悪の仮説で、前走フラワーCであれほど馬体をぶつけ合いながら走ったために、勝負所で前に出ようというメンタルが損なわれてしまった可能性も否定できません。これが原因だとすると、立て直しに相当時間がかかるか立て直せないまま競走生活を終える可能性もあるので、これでないことをただただ祈るばかりです…。

 

いずれにしても今回は残念でしたが、切り替えていきたいところです。