馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

【一口馬主】シルク19年産募集馬リスト公開。血統的に気になる馬をピックアップするぜ。

 シルクホースクラブの2019年産1歳馬の募集馬リストが本日公開されました。全部で77頭のうち34頭が牡馬、43頭が牝馬となっており、やや牝馬の方が数が多いラインナップとなりました。吉田一族の牝系改良戦略などとも絡めながら、現段階で気になる馬をピックアップしたいと思います(本格的な検討は、もちろん馬体写真と動画が出てから)。

 

www2.silkhorseclub.jp

 

 種牡馬別の内訳を見てみると、最多はモーリス産駒が7頭。この夏より初年度産駒世代が順次デビューとなりますが、やはり生産者界隈での評価が高いのでしょう。それがラインナップの中でも最多頭数になっていることに現れていると思います。血統的にもロベルト系で母系がメジロ血統に欧州のやや重厚な血を重ねる構成で、吉田一族が推し進めてきたサンデーサイレンス系×ストームバード系ないしはミスタープロスペクター系の配合に対して袋小路に入らないための牝系改良戦略には現状で一番適った種牡馬でもあり、特に牝馬には力を入れてくるでしょうから、そのあたりが狙い目でしょうか。同じロベルト系ではエピファネイア産駒も4頭おり、やはり同様のコンセプトでのラインナップと言えそうです。

 

 次いで多いのがロードカナロア産駒と新種牡馬キタサンブラック産駒でともに6頭。ロードカナロアについてはいよいよディープインパクト、キングカメハメハの後に立つ稼ぎ頭の種牡馬としてのポジション固めに入った感じです。繁殖牝馬のラインナップもピラミマやモシーンに加え、ジャパンカップを制したショウナンパンドラなどもおり、募集価格もかなり高そうですが、ものすごく人気を集めそうな気がします。キタサンブラックについては、ディープインパクト亡き後の大黒柱候補としての期待の表れでしょう。各母馬から出たきょうだい達の競走生活を見ると、弱い体質を補強するような配合コンセプトが多いように見られます。プリンスリーギフト由来のしっかりしたフレームと、かつて「お助けボーイ」と呼ばれたテスコボーイのタフさがキタサンブラックの現役時代同様に出てくれれば、かなりいい馬が輩出されそうです。

 

 ほか、ディープインパクトやキングカメハメハの後継を争うようなラインナップが続きますが、それとは別に特筆すべきは新輸入種牡馬ドレフォンの産駒が4頭おり、そのすべてが牝馬であるという点。かねてより提唱している「吉田マル外の法則」同様に、吉田一族の牝系改良戦略の急先鋒である可能性が高く、いずれの馬もかなり育成に力を入れてきそう。コストパフォーマンスのいい馬がいれば、高回収率を期待して出資を検討したいと思います。

 

 取り急ぎ、気になった馬は以下の通りです。

 

◆ポーレンの19(牡 父:キタサンブラック)

◆ウィルパワーの19(牝 父:キンシャサノキセキ)

◆ラダームブランシェの19(牡 父:シルバーステート)

◆グローリアスデイズの19(牝 父:ドレフォン)

◆アイスパステルの19(牝 父:モーリス)

◆ショウナンパンドラの19(牝 父:ロードカナロア)

◆ワイオラの19(牡 父:ミッキーアイル) 

 

また馬体写真・動画が出たらじっくり吟味しようと思います。