春の御馬揃えも無観客。天皇賞・春予想。
ダービーの無観客開催はご存知の通り昭和19年に行われているのですが、天皇賞の無観客開催って、あったんですかね?あまり誰も触れないのでそういえば、と思ったんですが、調べるのがめんどいんで誰かステイホーム時間を活用してワタクシに教えてください。
さて、天皇賞・春の枠順は以下の通り。
特殊なコースで施行されるレースなので、セオリーとしてはリピーターを狙うところから入りたいと思います。昨年の天皇賞春で上位入着して今年も出走してくるのは、フィエールマン(1着)、エタリオウ(4着)、ユーキャンスマイル(5着)の3頭。この3頭の取捨をまずは決めたいと思います。
・フィエールマン
昨年同レース優勝後は、凱旋門賞への遠征を見据えて札幌記念に出走して3着。その後凱旋門賞本番は超がつくほどの道悪にたたられて大きく離された12着に大敗。帰国初戦の有馬記念はリスグラシューになで斬られる形での4着でしたが、一流クラスのレースになると時計のかかる馬場と小回りのレイアウトを特に嫌う印象。今回は京都の外回りで、天候的にもパンパンの良馬場となりそうなので、少なくとも馬券圏内を外すことはなさそう。
・エタリオウ
昨年のこのレースからこっち、掲示板に乗るか乗らないかくらいの着順を行ったり来たりの煮え切らない戦績ですが、もともとレースのレベルを問わず相手なりに走るところに、年を取って小狡いところが出てきてのこの戦績と考えるのが妥当そう。馬主的にはしっかりと賞金ないしは奨励金を獲ってきてくれるので、非常に馬主孝行な馬ではありますが、馬券戦略的には中心には据えづらいですね。とはいえ、この血統、忘れた頃に一発をかます傾向があるのはご存知の通りなので、上位馬を相手にワイドで押さえておくくらいのことは保険としてありだとは思います。
・ユーキャンスマイル
結論から言うと今回の本命。昨年の天皇賞のあとは新潟記念を同馬主のジナンボーとの競り合いの末勝利。秋は天皇賞4着、ジャパンカップ5着と善戦を続け、前走阪神大賞典を快勝。この1年間での上昇度は今回のメンバーでも随一。血統的にも母父ダンスインザダークはこのレースでは無視できないでしょう。鞍上が岩田康誠騎手のアクシデントで浜中俊騎手に変更となるのと、追い切りが今ひとつだったのが気がかりですが、そもそも友道厩舎は直前追い切りでそんなに負荷をかけない厩舎ではあるので、必要以上に心配はしていません。
また、穴を狙うならば今回去勢明けとなるダンビュライトのまんまの逃げ切り・逃げ残りではないでしょうか。この馬も年を取って舞台の得意・不得意ははっきりしてきましたが、京都の外回りコースは得意中の得意。鬼門の東京競馬場以外では鞍上の松若風馬騎手もある程度馬を手のうちに入れており、加えて松若騎手の勝ち鞍が逃げ・先行に極端に集中しているので、一発があるとしたらこの馬かと。
<買い目>
馬連⑦-⑭ 2000円
ワイド②-⑦
④-⑦ 各500円
計3000円