「雷帝」オジュウチョウサンが君臨し、皐月賞がやってくる。
この5年間、春の中山最終週の
お決まりのルーティンですが、
特に今年は壮絶ですね…。
もはやオジュウチョウサンの強さを
語る言葉などないでしょう。雷鳴
とどろく悪天候を切り裂いての、
恐ろしさすら感じる勝利でした。
一方で競走中止が3頭発生。特に
最終障害で転倒、競走を中止した
昨年末の中山第障害覇者である
シングンマイケルは、頸椎関節
脱臼により、残念ながら亡くなって
しまったとのこと…。
命がけで挑んでもなお届かない
絶対王者に畏敬の念を、そして、
命を賭して挑んだもう一頭の英雄、
シングンマイケルには哀悼の意を…。
それにしても、ステイゴールド
産駒の関節、靱帯の柔らかさは
特筆ものですね、今回、大生垣で
オジュウチョウサンがめずらしく
飛越後にバランスを崩しましたが、
わずか一歩で踏ん張って、
そのまま何事もなかったように
立て直していました。普通の
馬なら、あれで脚元に大きな
負荷がかかって故障していても
おかしくないです。一昨年春の
天皇賞でのレインボーラインの
「最後の一完歩」以来で、
ステイゴールド産駒の脚元の
柔軟さを見た気がします。
そして、明日は皐月賞です。
今日の降雨量がかなりの量に
なったのと、その中で行われた
芝の2000m戦のタイムから、
(3歳1勝クラスの山藤賞で、
2分8秒6の勝ち時計)
明日もかなり時計のかかる
馬場になりそうです。
ここまで悪くならなければ、
前走内容と追い切りの動きから
コントレイルとサトノフラッグの
馬連一点でいいかなと思って
いたのですが、同時に大穴狙いの
三連勝系も仕込んでおいた方が
いいように思ってます。
では、どういうアプローチで
穴馬をピックアップするかですが、
過去に不良馬場で行われた
皐月賞を参考にしようとすると、
何と1989年まで遡らなければ
なりません。
ちなみに1989年の皐月賞は、
勝ち馬が道営から中央入りした
ドクタースパートで勝ち時計は
2分5秒2、手綱を獲ったのは
的場均・現調教師でなんとこれが
GⅠ初制覇でした。
このレースで注目すべきは、
上位3頭の枠順で、
1着:8枠19番
2着:5枠11番
3着:7枠15番
いずれも外枠の馬でした。
1989年の皐月賞の前に
不良馬場で行われたのは、
ミスターシービーの勝った
1983年で、このときの
上位3頭の枠順は、
1着:5枠12番
2着:8枠21番
3着:7枠17番
このときもいずれも外枠で、
1989年と同じく5・7・8枠
での決着でした。
今回のメンバーで、外枠の
馬の中から血統、戦績を
もとに不良馬場想定で
ピックアップしたいのは、
・ブラックホール
→洋芝札幌2歳S優勝馬
・クリスタルブラック
→重馬場行けそうなキズナ産駒、
稍重の京成杯を勝利
・ダーリントンホール
→北海道でデビュー勝ちの後
稍重の共同通信杯制覇
・キメラヴェリテ
→キズナ産駒で、ダート重賞
北海道2歳優駿優勝
・ヴェルトライゼンテ
→デビュー2連勝は重と稍重。
その後良馬場重賞で2戦
2連対だが道悪の方がよさげ
この5頭。いずれも妙味が
アリ、もしも人気どころが
全部飛んでこの5頭で上位
3着まで独占となれば、
かなりの高配当が期待できます。
<買い目>
馬連①-⑤ 2000円
三連複軸1頭流し
⑤-➈⑪⑭⑮⑰ 各100円
三連複BOX
➈⑪⑭⑮⑰ 各100円
合計4000円で勝負します。