【喝】「騎手の盾」で弁明するしかない今回の禁止薬物事件、JRAのボーンヘッド説
全くもって前代未聞の事件が
起こってしまったものです。
JRAの事後対処は迅速だったものの…
成分検査をパスしているはずの
サプリメントに禁止薬物が含まれていた、
という実に不可解な事件。
影響はJRAだけにとどまらず一部
地方競馬にも飛び火をしている模様。
詳しい経緯や実際に摂取した競走馬の
能力にどれだけの影響があるかは
今後の調査で明らかになってくるものと
思いますが、大枠でいえば検査する側の
ボーンヘッド説が濃厚でしょう。
当然、厩舎関係者からも怒りの声が
上がってくるわけで、
収入の機会を損失した厩舎関係者や
馬主の怒りも当然ながら、今回の
除外劇で、特に間もなく未勝利戦の
終了が迫っている3歳未勝利馬などは、
今後「命にも関わる」大問題になって
くるわけで、とても笑って済ませられる
問題ではありません。
しかもJRAの関連会社が流通・販売を
行っていたとあれば、当然責任は
JRAにあり、理事長や監督省庁である
農林水産省の少なくとも次官クラス、
場合によっては大臣からの経緯説明など
あってしかるべきなのですが、
なぜか出てきたのは日本騎手クラブ
副会長の福永祐一騎手。
うがった見方をすれば、「花形の人間」を
前面に立てて、ファンの気勢を削ごうという
下心があるのではないかと勘繰られても
おかしくないでしょう。少なくとも、
今回の件に騎手は何の関与もしておらず、
当然何の非もないのですから…。
別の業界で「声優の盾」という
言葉があるのですが（詳しくは下記リンクより）、
これぞまさに騎手の盾でしょう。
喝！
