【期待の若駒】ワーケアを「いつ買うか」という課題
6月に入ってスタートした新馬戦。
開幕週にシルク所属馬が3頭も
勝ちあがったり、キズナ産駒の初勝利が
あったりとトピックス盛りだくさんです。
その中でも特に注目すべきは、6/9
東京5Rで勝利したワーケア。
上がり3F33秒2(同日のエプソムC勝ち馬
レイエンダの上がり3Fは32秒7)という
優秀なタイムでの勝利でしたが、
「走るハーツクライ産駒」らしく、
飛節の伸びがギュンとしており、
早くもクラシック候補との声も
上がっているようです。
恐らく、クラシックに「乗ってくる」のは、
アクシデントでの頓挫がない限りほぼ
確実と思われますが、勝ち負けという
意味での「候補」となり得るか。
わたしは、皐月賞・ダービーとも
おそらく4~8着くらいなのではと思ってます。
理由はシンプルに
「走るハーツクライ産駒」の典型だから。
現段階までにハーツクライ産駒で
もっとも活躍をした馬を牡牝一頭ずつ
挙げるとしたら、
牡:ジャスタウェイ
牝:リスグラシュー
この2頭でほぼ異論ないと思いますが、
それぞれに共通しているのが、
○3歳春先までに、GⅢは「素質で」勝つ。
ジャス→アーリントンC
リス→アルテミスS
○初重賞制覇から次の勝利まで、惜敗で停滞。
ジャス→⑥⑪②⑥③⑤⑧②②②
リス→②③②⑤③②⑧
○後肢の発達が追い付いた4歳秋にGⅠ制覇
ジャス→2013天皇賞・秋
リス→2018エリザベス女王杯
こういった特徴。
ワーケアもVTRを見る限りはまだまだ
後肢の発達はあとになっての事に
なりそうで、この傾向にぴったりと
今後当てはまっていくのではないかと
思われます。
ハーツクライ産駒でも、ワンアンドオンリーの
ようにクラシックホースとなった馬はいますが、
ダービーありきで作りこまれた結果、それ以降は
1勝のみにとどまった結果から、「先食い」は
禁物、というのもノウハウとして広く共有
されているでしょうから、無理はさせないはずで、
その点もこの仮説を補強させます。
なので、今後ワーケアを買うのは、
○3歳初頭、GⅢ以下までの競走。
○4歳秋のGⅠシーズン
この2点に絞り込もうと思います。
もちろん、順調にステップアップを
果たしてくれれば、という前提です。