馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

エプソムCの上がりから見るエクイターフと路盤の関係・そして今週の振り返り

2年連続雨模様の中、やや重馬場で行われた

エプソムCは、スローペースのレースとはいえ

稍重なのに上がり32秒台の決着となりました。

 

news.netkeiba.com

 

超高速の上がりに加えて、2着は

ディープインパクト産駒のサラキア。

この馬場状態ならば割り引きたいような

馬が馬券に絡んできていますが、

 

ここ最近、特に東京競馬場の高速化に

一役買っているエクイターフについて、

再考の必要性を感じています。

 

まず、エクイターフとは何ぞや?という

話ですが、それはWikipediaあたりの

記述をご覧いただくとして、

ja.wikipedia.org

馬場の特性にかかわる特徴としては、

 

○根を横に張るので、クッション性が高い

○横に張った根の影響で、掘れにくい

○根の密度の濃さにより、回復力が高い

 

といったところになるのでしょうが、

根を横に張る特性が、含水量変化による

路盤の固さの変化量を押さえ、かつ、

クッション性は失わせることなく、馬場

コンディションを一定に保つことが

今日のような「稍重なのに上がり32秒台」

というような状況を作り出すのでしょう。

 

「ガラパゴス馬場」だの「硬すぎる馬場で

馬が壊れる」だのといわれがちな

エクイターフですが、コンディションの

均一化という点では大きな役割を果たしており、

新種開発に努めたJRA造園課の努力が

しのばれますね。

 

また、エクイターフによる故障率の増加

については、明確な因果関係が認められる

データはまだ出てきていません。

 

「データはないけどそうに違いない」という

声がやたら大きいですが、それはあまりに

非科学的といわざるを得ません。

 

ぜひ、JRA造園課にはこの辺の検証を

しっかりと行ってもらいたいものです。

 

その結果、馬場のコンディション保全と

競走馬への安全性向上が認められるので

あれば、馬場の高速化大いに結構。

なんなら、そのエクイターフを海外の

競馬場にも売り込んで世界中の芝コースを

高速かしてしまえばいいと思います。

 

パリロンシャン競馬場の馬場が

エクイターフになったら、凱旋門賞で

もっと日本馬が上位に来るようになる

かもしれません。本当に良いものならば

「ガラパゴス」のままにせずに輸出

すればいいのです。

 

などと思ったエプソムカップでした。

 

 

なお、今週の予想ですが、ここ最近の

傾向通り、複勝せこせこ作戦で

固めた足場を重賞でいかせず、という

結果でした。

 

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マーメイドS、迷って切った

レッドランディーニが2着。

news.netkeiba.com

これは完敗でした…。

 

来週からは北海道シリーズが開幕、

いよいよ夏競馬本番に突入となります。