馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

高松宮記念振り返り・ショウナンアンセムはどうやったら買えたのか、究極のタラレバ考

レースの流れの見立ても、上位馬の

見立てもほぼドンピシャ、それでも

ショウナンアンセムはさすがに

拾えませんでした…。

 

結論、「ショウナンアンセムを普通に

考えて買うのはどうやっても無理!」

なのですが(実際、的中者は総流し

だったりフォーメーションの3着に

必ず下位人気馬を入れるなどしている

人がほとんどのようなので…)、

 

それでは振り返りにならないので、

今回は最大のタブー「タラレバ」を

敢えて突き詰めて考えてみようと思います。

 

タラレバー燻製オイル漬け(MSC) 1個
 

 

 

まず、レースの結果と経過は以下の

記事を参照してください。

news.netkeiba.com

 

で、ワタクシが事前に立てた

このレースの見立てがこちら。

 

chisou-horse.hatenablog.jp

 読んでいただければわかる通り、

アメリカのダート競馬の

ようなサバイバルレースになること、

そうなったらモズスーパーフレアは

100%「消し」であることもその通りになり、 

勝ち馬ミスターメロディ、12番人気ながら

2着に突っ込んだセイウンコウセイも

きっちりと拾えていました。

 

記事中で「穴を狙うならダノンスマッシュを

外した相手BOX推奨」の旨述べておりましたが、

馬連であればこれがドンピシャ的中。

配当実に30,530円。

獲れた方、おめでとうございます!

 

ワタクシはダメでした。

 

…誰かご祝儀ください…。

 

ダノンスマッシュとショウナンアンセムの

着順が逆ならば三連複取れてたんだけどなあ…。

 

 

 

 

で、ショウナンアンセムです。

何でこの馬が3着に来たのか。

 

◆レース映像を観返してみると…

レース映像を改めてみてみると、道中

何がなんでも逃げたいモズスーパーフレアを

行かせたその後ろで、ミスターメロディ→

セイウンコウセイ→ショウナンアンセムの

3頭縦列ができており、これがまるで

「競輪のライン」のように機能しているのが

見てとれます。

 

もちろん狙ってそうしたわけではない

でしょうが、結果だけ見ると

セイウンコウセイが発射台となって

ミスターメロディが番手から抜け出して

優勝、ラインの3番手でそのまま

流れ込むような形でショウナンアンセムが

3着入線となっています。

  

 

インコース有利の馬場傾向が大きく

作用したのでしょう。

マークが緩んで経済コースを通って

上位進出というと、フェブラリーSで

3着だったユラノトも同様でしたね。

 

枠が外だった分、ダノンスマッシュは

わずかに馬券圏内を外す結果と

なってしまったようです。

 

◆ショウナンアンセムをタラレバ検証!

ここからがタラレバ本番。

 

タラレバーのオイル煮 【KT】

タラレバーのオイル煮 【KT】

 

 

もしも事前にショウナンアンセムを拾う

事ができたとしたら、どんな要素が

フックになりえたのかを振り返ります。

 

○戦績

近走成績はさっぱり。特に直近2走は

短距離戦なのに勝ち馬より1秒以上

離され、取るべきところはなし。

 

敢えてピックアップするならば、

OP入り初戦のパラダイスSで、

ロードクエストに0.4秒差をつけて

優勝している点くらいですが、

このレースは展開が大きく向いた

面もあり、今回押さえる根拠までは

なりえなさそう…。

 

○血統

見どころとしては、母父クロフネで

ヴァイスリージェントを持っていること。

弥生賞を勝ったメイショウテンゲンも

そうでしたが、よくよく見ると今回の

勝ち馬ミスターメロディも母父父で

ヴァイスリージェントを保有。

冬のローカル短距離戦でのこの血の

複勝回収率の高さを覚えていれば、

もしかしたら、押さえられたかも

しれません…。

 

とはいえ、いずれの要素もあとからの

こじつけ、前日や前々日の段階で、

「星が回せる」かというと恐らく無理。

 

これを拾うことに血道を上げて

しまえば恐らくいろいろなリズムを

くずしてしまうので油断禁物ですが、

 

○枠の並びから見る縦列方向の

 展開見極めの大切さ

 

この点は、一定の知見として

覚えておく価値があると思います。

 

 

◆最後に

合理的な振り返りからは程遠いですが、

今回の高松宮記念直前にこの世を去った

2000年の優勝馬・キングヘイローが

背中を押したような福永祐一騎手の

勝利には鳥肌が立ちました。

 

昨年のダービー優勝時に、

キングヘイローでの初騎乗から

ちょうど20年、父・洋一氏の

騎手デビューからちょうど50年

ということを受けて

「これは大河ドラマだ!」という

記事を書きましたが、

 

chisou-horse.hatenablog.jp

 「ドラマを持っている」という点においては、

スターの要件を満たした人なのだなと、

改めて思った次第。

 

キングヘイロー号の冥福を祈りつつ、

福永騎手おめでとう!で、この記事を

締めたいと思います。

www.nicovideo.jp

 この動画、マジで最後が涙腺

崩壊なのでここでご紹介します。