馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

戸崎圭太の「修正力」と三浦皇成の「センス」から、中山牝馬Sを振り返る(+アネモネS)

2週連続で騎手を切り口とした振り返りとなり

大変恐縮ですが、只今関東リーディングで

ワンツーを占める二人に注目することで

見えてくるものもあり…。

 

まず、中山牝馬Sの見解に対しての結果ですが、

本命馬ランドネがブービーとなり大惨敗。

 

レース結果と経過は以下の記事を参照頂くとして、

news.netkeiba.com

このレース、先行馬が総崩れとなり

(3コーナーで1~4番手の馬が11~14着)

4コーナーで止まった馬が打ち出渋滞したところを

外からまくり気味に交わした馬が上位を

締める結果となりました。

 

くだんのランドネも、先頭から一杯で下がってきた

カワキタエンカに前をふさがれ、「なぜか」

全くスペースのないイン側に進路を取って、

詰まっているうちに馬が走るのをやめて

しまっての惨敗でした。戸崎騎手らしからぬ

判断ミスだったと思います。

 

一方このレースを制しJRA通算700勝も達成した

フロンテアクイーン騎乗の三浦皇成騎手は、

先行勢を前に見ながらコーナーで

包まれないやや外目を進めて、ロスなく

4コーナーを回った後は、うちの先行勢が

下がっていくのを尻目に後方から

追い上げてきたウラヌスチャームと

アッフィラートをしっかり押さえての勝利。

 

昨年はこのレース含めて重賞3戦連続

2着という今一歩の競馬が続いていましたが

ここで嬉しい初タイトルとなりました。

まさに三浦皇成騎手の展開読みと、

いざチャンスが来た時に手が届く場所にいる

立ち回りが光った好騎乗と言えます。

 

そして翌日のアネモネS、

1着ルガールカルムは絶好のポジションから

まさに「大名」で抜け出して完勝。

news.netkeiba.com

 三浦騎手は最高の立ち回りで土日メイン

両日制覇を達成しました。

 

そして、2着レッドアステルの鞍上は

戸崎圭太騎手。前日の中山牝馬Sとは

打って変わって、不利の受けづらい

位置取りでうまく道中を進めました。

 

レース自体がほとんどまぎれのない流れと

なったため、終始スムーズに走った前を

捕らえるには至らず道中の隊列のままの

入線となりましたが、桜花賞の優先出走権

獲得というミッションは無事に達成。

 

巧みな修正術を披露して、関東リーディング

2位に位置付けるゆえんを見せつけたと

言えるでしょう。

 

戸崎騎手、立ち回りの拙さで負けたレースと

同じ位置取り・展開を狙う馬に騎乗する

「次のレース」は、しっかりと押さえて

おいたほうがいいと思います。