【2/24JRA予想】畏れ多くも天皇陛下御在位30年慶祝第93回中山記念の見解を披露つかまつる。
今上御在位30年慶祝競走と相成った本年の
中山記念は、出走馬の年齢が4歳~10歳、
地方馬の参戦に障害帰りもいる、まさに
何でもありの平成時代を象徴する
「春のオールカマー」の様相。
◆基本的には上位決着の見込み
多彩なと言えば聞こえはいいものの、
言い換えればメンバー間の実力には
歴然の差があり、GⅠホース5頭と
現役最強の中山巧者ウインブライトの
6頭が明確に抜けているでしょう。
この6頭の3連勝式BOXを買っておけば
恐らく間違いなく的中となるでしょうが、
同時に、ほぼ間違いなくトリガミと
なるでしょう。
この6頭からいかに絞り込んでいくか。
それがこのレースの攻略法となります。
◆スワーヴリチャードが苦手なのは
「右回り」ではなく「乱ペース」
かつては右回りが不得手ではないかと
言われていたスワーヴリチャード、
昨年の大阪杯を制し、右回りも
直線の急坂もこなした今、中山の
このコースで買えるのかどうかを
検討するのがまず第一と考え、
本馬が勝利した主なレースと、
敗戦した2度の中山でのレースの
ラップタイムを以下に列記すると、
○大阪杯(阪神芝2000m)【1着】
12.8 - 11.3 - 12.4 - 12.4 - 12.2 -
11.8 - 11.2 - 11.1 - 11.4 - 11.6
○アルゼンチン共和国杯(東京芝2500m)【1着】
7.4 - 11.3 - 11.2 - 12.2 - 12.1 - 12.3 - 12.2 - 12.1 -
11.8 - 11.8 - 11.9 - 11.6 - 12.1
○有馬記念(中山芝2500m)【4着】
6.8 - 11.6 - 11.9 - 12.2 - 12.3 - 13.3 - 13.2 - 12.8 -
12.2 - 12.1 - 11.7 - 11.2 - 12.3
○皐月賞(中山芝2000m)【6着】
12.1 - 10.8 - 12.2 - 11.7 - 12.2 -
12.4 - 11.9 - 11.4 - 11.4 - 11.7
勝ったレースのラップタイムは、大阪杯の
入りの1ハロンが若干遅いものの、総じて
「ワンペース」のレース展開、中山で
敗れた中山の2レーラップタイムの上下が
激しいレース。要するにスワーヴリチャードが
苦手なのは「ラップの上下が激しいレース」
であることがわかります。
では、今回どうなるか。おそらく苦手な
ラップの上下が激しいレースになるでしょう。
中山の芝1800の場合、スタートから200m
ほどで1コーナーとなるため、まずは
そこまでが速いラップ、1~2コーナーで
ややペースが緩んだ後、下り基調となる
向こう正面でまた速くなり、3コーナーで
一瞬緩んだ後直線の坂下まで速くったあと
最後に激坂でガツンと時計がかかる
構成となるため、どう考えてもワンペースに
なることはあり得ないでしょう。
なので、スワーヴリチャード、
今回は「100%見送り」ます。
◆中山巧者ウインブライトは、
乱高下ラップ巧者でもある!
翻って、このコースでは圧倒的な
強さを誇るウインブライト。
前走中山金杯と昨年のこのレースの
ラップを見てみると、
○中山金杯(中山芝2000m)【1着】
12.4 - 10.7 - 12.5 - 11.7 - 12.6 -
12.2 - 11.6 - 11.7 - 11.4 - 12.4
○中山記念(中山芝1800m)【1着】
12.8 - 11.7 - 11.7 - 11.5 -
11.5 - 11.8 - 12.2 - 11.9 - 12.5
やはり波の激しい展開でした。
また、福島記念勝利時のラップも
○福島記念(福島芝2000m)【1着】
12.5 - 11.9 - 11.7 - 12.8 - 12.7
- 11.4 - 11.6 - 11.6 - 11.5 - 12.5
これまた乱高下。もしかしたら、
この馬は「中山が得意」なのではなく
「ペースの乱高下に強い」のではないかと。
特に中山のコースはこういうレースに
なる傾向が強いので、見え方として
中山巧者に見えるのではないでしょうか。
だとすると「決して中山専用機ではない」
という松岡騎手の証言も合点がいきます。
このレースでも、外すことは
できないでしょう。
◆ほかの有力馬のラップ適性は?
ディアドラ【押さえ⇒切り】
→ワンペース、乱ペースいずれでも
勝利~大敗まであり。
→金曜夜の雨で若干含水率が上がれば
ハービンジャーの血統で懸念点は
やや埋まるので、100%切るのは危険。
→雨予報で散水を控えたものの、結果的に
それほど降らずで馬場はかなり乾燥
しているようです。
エポカドーロ【切り】
→加速ラップのレースでは取りこぼしアリ。
サンプル数少ないがややワンペース向きか。
ステルヴィオ【買い】
→ややワンペース向きの傾向はエポカドーロ
同様だが、こちらは加速ラップに強そう。
→操縦性の高いロードカナロア産駒、
ポジションを取りに行くと宣言した
丸山騎手のコメントも心強く、この馬
向きの展開を作れそう。
ラッキーライラック【切り】
→サンプルとなるレース数が少ないが、
ディアドラ同様ラップの上下にはあまり
影響を受けなさそう。
→とはいえ、そもそもレース間隔が空くと
ダメそうなタイプ
→しかも今回が初の中山。未知数ではあるが
リスクを冒して押さえる場面ではない。
よって本レース、奇しくも今上の御世、
平成始まりの日と同じく
馬連1-7
一点勝負にてつかまつる。
予想印は「【最強】競馬ブログランキング」
ブロガー予想コーナーにて公開。
あわせてご覧いただければと思います。