【一口馬主】JRA競走番組等改善事項が発表。一口オーナー的にどんな影響があるか確認するぜ。
本日、JRAより「2019年度競馬番組等について」
変更・改善事項の発表がありました。
かねてより噂されていたOP特別へのリステッド競争導入、
条件戦クラス分けの呼称変更(これ、若駒の重賞勝ち馬が
その後頭打ちになった場合はどういう扱いになるのか
いまだに不明なのですが…)ほか、
直近で出てきた「女性騎手の一般競争永久2キロ減」も
盛り込まれていました。
詳細はJRAのHPで確認いただくとして…
一口オーナー的にはどんなところで影響が
出てくるのかしら?というハナシですが、
大きくは「6.その他改善事項について」の
部分が一番影響してきそうです。
具体的には、
[1]3歳未勝利競走の編成について
秋季競馬における出走状況を改善するため、
2019年度以降秋季競馬においては3歳未勝利競走を
編成しないことといたします。
9月のスーパー未勝利が無くなります。
なので、8月までに勝ち上がらないとアウトになるわけです。
500万下が「1勝クラス」という呼称に変更になることで、
以前はローカル場でフルゲート割れの時のみ可能だった
未勝利馬の格上挑戦が今後も可能かどうかはわかりません。
[2]3走成績による平地競走の出走制限について
より能力の拮抗した馬による競走を提供する等の観点から、
3歳以上の未出走馬および未勝利馬が、新馬競走を除いた
平地競走において3走連続して9着以下であった場合、
2ヵ月間平地競走に出走できないことといたします。
なお、2019年度以降の競走を対象といたします。
特別出走手当と称する実質のエサ代稼ぎが
やりにくくなります。まあ、公正競馬の施行の
観点からも当然ですね。年明け以降の未勝利戦なんて、
5~6頭くらい「何しに出てきたんだ?」みたいな
走りをする馬がいましたので…。
[3]タイムオーバーによる出走制限について
(1) 平地重賞競走における出走制限
重賞競走の競走内容のさらなる充実を図るため、未出走馬および未勝利馬が平地重賞競走に出走した場合は、タイムオーバーによる出走制限を適用いたします。(2) 距離区分の変更
(1)は、完全に「ヘヴィータンクルール」ですね。
(2)のほうは、まあ文言定義の見直し程度みたいです。
いずれにしても、競走のクオリティアップを図るのは賛成です。
JRA管轄ではないですが、近況売得金レコードを連発している
地方競馬が、その好影響として賞金・諸手当の充実を
図ることができればこれらの改正もより活きるのでは
ないかと思います。