【一口馬主】結局、理想の出資馬ってどんな馬なんですかね?⇒ヨシオじゃね?
ここ3回ほど連続でシルクの2017年産
1歳募集馬のピックアップ、検討記事を
掲載したところ、日間PVがいつもの3倍
以上となりました。
時節柄、一口馬主募集馬の動向に興味が
集まりやすいのが一番大きなところでしょうが、
皆さんの興味に沿った記事が書けていれば幸いです。
そんなこんなで、これから次の出資馬を決めて
行くにあたって、「結局どんな馬が【理想の
出資馬】なのだろうか」などということを
考えてみた次第で、これの答えは馬体の見方が
極論人それぞれの「解釈」の世界であるように、
一口馬主に対してそれぞれが何を求めるかによって
答えが変わってくるというのが結論なのですが、
それを言ってしまってはそこで話が終わりなので、
もうちょっと踏み込んで考えてみようかなと思います。
改めて、一口馬主の定義について考えてみますと、
第一義的には「競走用馬出資ファンド」という
名前の「金融商品」なわけで、だとすれば、
投資した資金が増える=回収率の高い馬が
より良い馬だということができそうですが、
では、回収率が高い馬とはどんな馬か。それは、
【コンスタントに出走して配当金を獲得する】
この一点に尽きると思います。
で、この要件を満たすのに必要なのが
・使い減りしない、連戦の利くタフな肉体
・動じることの少ないメンタル
大きくはこの2点と言えるでしょう。
JRAのレースは、上位入着賞金のほかに
「特別出走手当」や「出走奨励金」など各種手当・
奨励金の制度が多数あるので、レースに出れば出るほど
お金が入る仕組みになっています。
たとえば、募集総額1000万の馬であれば、たとえ
一度も入賞できなかったとしても、25戦も走れば
特別出走手当だけで約40万円×25戦=1000万円の
獲得金となり、それだけで馬代金が回収可能になります。
25戦も走っていれば、1~2度くらいは入着できる
でしょうから、さらに獲得金を上積みして
毎月の委託料もペイできるかもしれません。
左様に、コンスタントに走るというのは
出資馬にとってとても重要なことなのです。
ここに上位入着や勝利による賞金獲得が
加われば、より黒字に近づくことができるわけです。
このような要素から、私が理想とする出資馬は、
2018年7月時点で現役の馬でいうと、クラブ
所属馬ではないですが、先日の盛岡・マーキュリーCで
2着に入ったヨシオみたいな馬ですね。
本稿執筆時点での通算成績が51戦5勝。
取引価格がブリーズアップセールで486万円の馬ですから、
既に出走手当だけで約2000万円、400%強の回収率を誇ります。
その上、出走奨励金交付対象となったレースがこれまで
33回あり、その総額だけでもおそらく1500万円近くになります。
そこに加えてここまでの獲得賞金総額が
1億1942万円ほどですから、そのほかの獲得金すべてを足しあげた
回収率は少なくとも5,000%(馬代金ベース、月額維持費など
各種経費含まず)を超える見込み、恐らく史上最高の
馬主孝行馬と言えるのではないでしょうか。
※1,050万円で買われて18億稼いだテイエムオペラオーの
ような例もありますが、馬主孝行の範疇に収まらない
きわめて大きな勝ち鞍を複数挙げているのでこの
定義にはあてはまりません…。
ぜひこんな馬に出資をしてみたいものです。