馬也ホースレーシング

一口馬主・馳走(はせ・はしる)のブログです。シルクHC・ノルマンディーOC・DMMバヌーシーにて出資中。シルク2021年産・ターコイズフリンジ命名。競馬以外の話題はnoteにて発信中。 https://note.com/machino_sokoyori

梅雨時~開催後半に出現する「ノメる馬場」を狙う準備を今からしておきませう。

今週から始まった東京・京都開催は

久々の開催&野芝に変わって、

この時期特有の高速馬場となっています。

 

これから始まる新潟開催も同様に高速

馬場での開催が予測されますが、

開催日程が進めば進むほど馬場は荒れ、

更にこれから梅雨入りに向かうにつれて

発生しやすいのが「ノメる馬場」

 

今のうちに対策を練って、ノメる馬場が

出現したときの対策を練っておきましょう。

 

そもそも、ノメる馬場って何なんじゃい?

というハナシですが、あくまで個人的な

定義ですが、ここでは

 ・固く締まった路盤

 ・湿気を含んでまとわりつきがちな芝

の2要素が同時出現した馬場を指すこととします。

 

この「ノメる馬場」これからの季節に

頻出をしてきますが、その理由としては

何をおいても多雨の梅雨時を迎えるということ。

 

湿気を含んだ芝が降雨によって発生するのは

非常にわかりやすいところですが、同時に

堅く締まった路盤が雨上がり1~2日後に頻出

するのも大きなポイントです。

 

メカニズムとしては、降雨で路盤に染み入った

水分がはけるとき、その重さで土が押し固め

られるというものですが、これは雨上がりの

土のグラウンドの型さの変化をイメージして

もらうとわかりやすいでしょう。

 

上記より「ノメる馬場」は、週ナカ水曜日~金曜日に

雨が降って、馬場回復途上の週末に出現が

見込まれます。ここをしっかり狙っていこうというのが

本稿の趣旨となります。

 

では、実際に「ノメる馬場」が出現したときに

狙いたいのはどういった馬でしょうか。

 

直近では第1回東京で頻出していますし、開催の

進み具合などからダービーウィーク以降の東京が

近しい馬場傾向になり、狙える馬が増えそうなので

この辺の傾向を拾っていきましょう。

 

第1回東京3~6日、芝コースで施行の平地競走

21レースの上位3頭計63頭をサンプルとしています。

 

<4コーナー位置>

4角位置  
5番手以内 31
6~10番手 23
10番手以下 9

道悪の定石通り前に行った馬が残る傾向は

強いものの、コース特性も相まって

極端に後ろでなければ問題なしと

考えていいでしょう。

 

一方、血統傾向ではかなり有意性を見出せそうな

偏りが出ています。

血統 系統  
ハーツクライ サンデーサイレンス 8
ディープインパクト サンデーサイレンス 7
ハービンジャー ダンジグ 6
ルーラーシップ ミスタープロスペクター 6
ダイワメジャー サンデーサイレンス 3
ステイゴールド サンデーサイレンス 2
タニノギムレット ロベルト 2
キングカメハメハ ミスタープロスペクター 2
ロジユニヴァース サンデーサイレンス 2
ストロングリターン ロベルト 1
ゼンノロブロイ サンデーサイレンス 1
ブライアンズタイム ロベルト 1
スクリーンヒーロー ロベルト 1
ノヴェリスト ブランドフォード 1
ロードカナロア ミスタープロスペクター 1
ダンスインザダーク サンデーサイレンス 1
ネオユニヴァース サンデーサイレンス 1
トーセンホマレボシ サンデーサイレンス 1
ヴァーミリアン ミスタープロスペクター 1
マンハッタンカフェ サンデーサイレンス 1
キンシャサノキセキ サンデーサイレンス 1
パイロ シアトルスルー 1
デュランダル サンデーサイレンス 1
メイショウサムソン サドラーズウェルズ 1
オウケンムーン ゼダーン 1
エイシンフラッシュ ミスタープロスペクター 1
ダノンシャンティ サンデーサイレンス 1
ヨハネスブルグ ヘネシー 1
ディープブリランテ サンデーサイレンス 1
クロフネ ヴァイスリージェント 1
ローエングリン サドラーズウェルズ 1
ジャングルポケット ゼダーン 1

上位はある程度リーディングの順に近い

顔ブレとなったものの、

 ハーツクライ

 ルーラーシップ

 ハービンジャー

の3頭の出色ぶりは特筆すべき点です。

 

逆に、ディープインパクトは出走数のわりに

勝てていないというのがよくわかりますね。

 

中でも特にハーツクライは、GⅠでも

ジャスタウェイやワンアンドオンリーが

この時期の開催で勝利を挙げており、

また、昨年のホープフルSも傾向が

似たような馬場でタイムフライヤーが

勝つなど絶対に外せないと言えるでしょう。

 

ほか、押さえておきたいのは

 サンデーサイレンス系はパワー型

 ロベルト系は乾いて荒れた馬場なら必ず

この2点はかなり有力といえそうです。

 

大枠としてはアメリカ血統が主力

となりますが、一部例外として、

 サドラーズウェルズ系の重厚な差し脚

  ex.安田記念のロゴタイプ

   (ローエングリン産駒)

 重厚長大なドイツ血統

  ex.共同通信杯のエイムアンドエンド

   (エイシンフラッシュ産駒)

が穴馬券を運んできそうな予感です。

「ノヴェリストはノメリスト」

覚えておきましょう。

 

この辺を踏まえて、この開催に出てきそうな

OP・重賞級で「ノメる馬場」になった場合の

妙味アリ特注馬を挙げるとするならば

 

スワーヴリチャード(父・ハーツクライ)

タイムフライヤー(父・ハーツクライ)

ロジクライ(父・ハーツクライ)

ゴーフォザサミット(父・ハーツクライ)

 

テトラドラクマ(父・ルーラーシップ)

サンリヴァル(父・ルーラーシップ)

ダンビュライト(父・ルーラーシップ)

 

ブラストワンピース(父・ハービンジャー)

レイホーロマンス(父・ハービンジャー)

モズカッチャン(父・ハービンジャー)

ペルシアンナイト(父・ハービンジャー)

ヒーズインラブ(父・ハービンジャー)

マイネルサージュ(父・ハービンジャー)

 

このあたりでしょうか。他にも、

傾向に当てはまる馬を効率よく

拾って的中率を上げていきたいと思います。