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【ウマ娘】最速の機能美の復活劇が、アニメの機能美フル回転だった。

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「あぁ^~ハービンジャぁ^~」をなんとかして流行らせたい。

どうにかならんもんか…。

  

 

というわけで、毎回神回系アニメ「ウマ娘プリティーダービー」も

早くも11話の放送となりまして。

 

ワタクシも相変わらず毎週楽しく視聴しております。

 

chisou-horse.hatenablog.jp

 

この回は第7話の天皇賞・秋で故障発生、競走中止した

サイレンススズカの復帰戦が描かれましたが、

これがまた、アニメの機能美フル回転の出来でございました。

 ※ifの世界で生きているという事実だけで、

  既にアニメの勝利だとは思いますが。

 

本編ダイジェストは、ほかに詳しくまとめられている

ブログもありますので、そちらをあわせてご覧ください。

 

www.psychokun.site

 

そもそも、「アニメの機能美」とはなんぞや?というハナシですが、

これはかのガンダムで有名な富野由悠季監督が「ヤマノススメ」

というアニメをほめちぎった時に使った「アニメの性能」という

言葉がありまして、

twitter.com

 

まあ、要するにアニメで表現することで生まれる

ドラマや機微とかそんなところではないかと

私は解釈しておるわけですが、ウマ娘第11Rで

そんな「アニメの機能美」 を感じた点を

つらつらと挙げていきたいな、と。

 

◆ディテールを意のままにコントロール

 できる機能美

映像作品において、異なる2者間の関係性を

類似性のあるカットを重ね合わせることで暗示する

「クロスカッティング」という手法がありますが、

ウマ娘でもこの手法は使用されており、

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まあ、別に実写映像作品でも普通にあるようなシーンではありますが、

役者の芝居に頼る実写映像と違い、アニメは細かな指示を含んだ

絵コンテにより画が起こされるわけで、このシーンも映像で見ると

とても分かりやすいのですが、両者の表情の動き方など、

ピッタリと同じように描かれているんですね。

 

他にも、劇中でスペシャルウィークとサイレンススズカが

指切りをかわし、それぞれのレース後、レース前にそれを

回想するくだりがあるのですが、

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ここなどは、全く重なり合うように画が作られていて、実写では

絶対にできないような表現になっています。いかにこの作品が

アニメとして丁寧に作られているかがよくわかりますね。

 

◆芝居を超える「素の声音」

アニメという映像表現は、動く絵に合わせて役者が声の芝居を当てる

ことで出来上がるもので、それ自体が既にアニメの機能でもあるのですが、

声を当てる人がプロの役者ではない場合、ある一点で素の声音が出て

あらゆる芝居を超越してしまうという機能美もまた存在します。

 

巨匠・宮崎駿監督の長編引退作(少なくとも2018年6月現在では)

「風立ちぬ」の主人公は、アニメ監督としては同じく巨匠で

あるものの、役者としては言うまでもなく素人の庵野秀明氏が

起用され、賛否両論が起こりました。

 

ワタクシもこの作品をもちろん観ましたが、確かに庵野氏の芝居は

終始違和感があり、なぜ宮崎監督はこのような起用をしたのか、

鑑賞中終始疑問を抱いていたのですが、物語のラストシーン、

「満足したか」と問われた主人公が、震える声で応える段になって、

ようやく、この素の声音を引き出すための「素人」の起用、

そしてそれこそがこの作品の主題なのではないかと気づき、

宮崎監督の深謀遠慮に戦慄を覚えたものです。

 

ウマ娘にも、解説の細江さん役として、元ジョッキーの

細江純子氏が出演していますが、今回のサイレンススズカ

復帰戦のシーンのなかで「走って!スズカ!」と叫ぶ

シーンがあり、これがまさに「素の声音」として真に

迫ってくるところがありました。

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細江氏の現役時代に兄弟子だったのがサイレンススズカ

最初の主戦騎手、上村洋行現調教師で、「サラブレ」

6月号のインタビューでも、「純、この馬(サイレンススズカ)は

相当な器だぞ。」と聞かされていたというエピソードがあり、

 

サラブレ 2018年6月号

サラブレ 2018年6月号

 

 

じつは細江氏にとってもサイレンススズカは縁のある

馬だったわけで、だからこそ絞り出された「素の声音」が

物語の色彩をより鮮やかにしたのでしょう。

これこそまさに「アニメの機能美」が発揮された瞬間と言えます。

 

もしもプロデューサーの伊藤氏がこれを狙って

やっていたら、本当にすごいことだなあ。

 

こういった点を振り返ってみると、やはり

アニメ「ウマ娘」は侮れないなと思う次第。

 

放送は今月いっぱいですが6月9日と10日の

2日間にかけて一挙放送もあるので、

まだ未見の方々もぜひご視聴を。

ch.nicovideo.jp

 

 

<余談>

最後の直線、大外一気で突き抜けるスズカさん、

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このコース取り、どこかで見たことないですかね?


第72回日本ダービー ディープインパクト