【ウイングポスト8 2018】チソウファーム繁盛記第6回 アイディアルハッセ、GⅡ大王からの…の巻
チソウファーム自家生産馬初のダービー挑戦は
惜しくも3着に終わったアイディアルハッセ。
3歳秋以降も大活躍です。
秋初戦の神戸新聞杯で4着に敗れ、
賞金的には足りているものの距離適性の問題から
菊花賞には向かわずアルゼンチン共和国杯へ。
ここをしっかりと勝ち切って重賞2勝目。
年末は、第4回で紹介した自家生産馬第一号
チソウオリーブの引退レース香港カップに
帯同する形で香港へ。
アイディアルハッセは香港ヴァ―ズに出走。
結果は、惜しくも2着。初のGⅠ制覇とはなりませんでした…。
明けて4歳春。休み明け初戦の金鯱賞を快勝。
これでGⅡばかりで重賞3勝目。そろそろGⅠの
タイトルが欲しいのですが、いかんせん国内の
古馬戦線の層が厚く、大阪杯はキャリアワーストの
12着に大惨敗。
目黒記念を使った後秋に向けて放牧の計画で進めていましたが、
このレースを優勝してGⅡ4勝目。
そして、急遽宝塚記念を使うもここは6着に敗れました…。
そういえばこのソフト、「最強G2名馬決定戦」
という懸賞企画への参加でもらった賞品で、
いかにもそれにふさわしい競走生活となってきました(笑)。
4歳春までの通算成績は以下の通り。
秋はいよいよ夢の海外遠征へ!!
…いえ、国内が強すぎて逃げただけです、ハイ。
そうして逃げた先の豪州で、とんでもない事件が発生します。
挑んだレースは豪州春シーズン(南半球は9~11月ごろが春)
中距離路線の最高峰コックスプレート。
単勝人気は14番人気の超低評価だったのですが、
いざレースが始まってみると好位置をキープしながら
最終コーナーを迎え…
なんと、勝っちゃいました。
これがチソウファーム自家生産馬の初GⅠ制覇。
それを海外の地で達成してしまいました!!!
とはいえ、セーブデータを引き継がずに始める
1周目は、もしかしたらこれがGⅠ勝利の
最短経路かもしれません。
(他には、地方最強クラスの史実馬を買って、
当時はまだなかった交流GⅠを狙うか…)
その後、国内に戻ってジャパンカップと有馬記念に挑むも
それぞれ8着、7着に敗れたところで年末に「下降気味」の
コメントが出たため、ここで引退となりました。
通算成績。
16戦7勝。GⅠは豪・コックスプレート優勝。
ほか、GⅡを4勝して通算重賞5勝。
そんな中で、GⅢには生涯を通じて一度も
出走しないという珍しい戦歴となりました。
引退後はチソウファームで種牡馬入り。
活躍馬が出たらまた紹介したいと思います。