ジャスタウェイは競走馬としてもサクセスストーリーとしても完成度高ェな、オイ。という話
2014年のドバイデューティーフリー(現・ドバイターフ)を
圧勝して、日本馬として初の国際レーティング単独1位を獲得した
ジャスタウェイ。
英語表記では「Just a Way!(そのまま、行け)」ですが、
実際の名前の由来は、
…コイツです。
馬主である大和屋暁氏の本業は脚本家、手がけた代表作の一つが
TVアニメ「銀魂」で、その登場キャラクターです。
※大和屋氏所有の「オツウ」と「パンデモニウム」も
同じく「銀魂」の登場キャラクターが馬名の由来。
元々は大和屋氏がハーツクライの一口馬主で、その引退に際して
産駒で夢の続きを、ということで個人馬主になったことが
ジャスタウェイと大和屋氏の出会い。しかも、所有2頭目
(1頭目はデビュー前に死亡してしまったため、実質登録馬としては
初めて所有した馬)でこれだけの名馬と出会うわけですから、
本当に「持ってるな」としか言えないですね。
そんな幸運の星のもとに生まれた??大和屋氏とジャスタウェイ、
その関係者たちの回顧録は、大和屋氏本人の手により上梓されているので、
ぜひ読んでみてください。
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いったい、大和屋氏はどのようにしてこの幸運をつかんだのか…
…
……
………
9割方、須貝先生と
飲んでるだけじゃん!!
というかこのオッサン、ただの酒浸りだぞ!
脚本家とその作品なんて早々リンクするもんじゃないと
思ってたが、まんま銀魂テイストで生きてるじゃねえかオイィィィ!!
と、思ってもしまうのですが、競馬の世界というのは
人と人との濃密なつながりの世界でもあるので、こういう
つながりを大切にできる、それを楽しんでやれるということが
秘訣なのかもしれませんね。
で、ジャスタウェイの競走馬として完成度の高いところですが、
○ワールドクラスのスピードが完成度高ェな、オイ!
ドバイや天皇賞で見せた、まさにジャスタウェイ(銀魂の)ような
爆発的な脚が一番のストロングポイントといえるでしょう。
気性的に若かった頃は、この足を十分に生かし切れず惜敗続きでしたが
(3歳時のアーリントンC制覇から天皇賞制覇まで1年8ヶ月勝利無し。
ただしその間に重賞2着4回、3着1回)本格化以降は、毎回必ず
驚異的なスピードを見せつけていました。
○重馬場も苦にしない馬場適性が完成度高ェな、オイ!
デビュー当初は重馬場は苦手と思われていたようですが、
ドバイ遠征前の中山記念や帰国後の安田記念でも勝利を挙げた通り、
ハーツクライ産駒らしいパワーのあるところも見せていました。
○血統的に仔出しも期待できそうなところが
完成度高ェな、オイ!
母系がひたすらマイナー系統で固められ、母父ワイルドアゲインの血統も
日本ではあまり多くない系統が占められていることから、日本国内の
メジャー血統の粋ともいえるハーツクライとの交配でもアウトブリード、
これが結果として丈夫で能力の高いジャスタウェイを生み出したのでしょう。
また、種牡馬としても近年支配を広げているミスタープロスペクター系牝馬との
相性もよさそうです。
いよいよ2018年に初年度産駒がデビューするジャスタウェイ。
そのネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲が、
いかにして火を噴くかに注目です。
よっしゃ、下ネタで〆たった。